500話/恋は盲目
キュン
一護は伝令神機で技術開発局の阿近と連絡を取り合っていたが、局が襲撃され、一護側の声が尸魂界へ届かなくなってしまった。
しかし、尸魂界側の音声は一護に聞こえていて、伝令神機からは、滅却師と交戦中の護廷十三隊・隊士達の怒号や悲鳴の数々が聞こえてくるのだった。
WJトークにて、1ページまるまるフキダシが30個ぐらい書いてある…と書いた所のシーンです。
これはフキダシ30個のうちの、いくつかのセリフです。
↓隊士■うわあああッ!!!
隊士■何なんだ…何なんだよ、こいつらは…
隊士■くそォッ、これでもダメかよ!!
隊士■逃げましょう!!もう逃げましょうよ!!
隊士■逃げるなァ!!
それでも護廷十三隊隊士か!!!
隊士■一体どうすりゃいいんだよ!!
↑このフキダシの中に、もし雨竜たんの声が混じっていたら…と想像してみました↓
『』が伝令神機から聞こえてくる声とします。
隊士
『うわあああッ!!!』
隊士
『何なんだ…何なんだよ、こいつらは…』
雨竜
『黒崎……』
隊士
『くそォッ、これでもダメかよ!!』
一護
あ?…今、尸魂界の声に混じって石田の声が聞こえなかったか?
隊士
『逃げましょう!!もう逃げましょうよ!!』
隊士
『逃げるなァ!!
それでも護廷十三隊隊士か!!!』
隊士
『一体どうすりゃいいんだよ!!』
雨竜
『……君は今頃、どうしてる?』
一護
―――!!やっぱ石田の声だ!!
石田!!聞こえるか、石田!!
雨竜
『虚圏へ行ったきり、浦原さんや君と連絡が取れなくなったって、テッサイさんが言ってたけど……』
一護
やっぱり、こっちの声は石田に聞こえねぇのか……。
雨竜
『黒崎…早く帰って来てくれ……』
一護
石田ァ!!俺を恋しく思ってくれてんのか?
キュン
雨竜
『君がいないと………
学校の昼食代がかさんでしょうがないよ
』
一護
………あ?
雨竜
『黒崎がいれば、毎日、お昼をおごってもらえるのに!!』
一護
ハァ!?
雨竜
『僕がちょっと「お昼を一緒に食べようよ
」って、嘘くさい笑顔で誘えば、ホイホイついてきて、
「黒崎と同じものが食べたいな
」ってわざとらしく甘えれば、マンマと僕の分まで買ってくれるのに!!』
一護
ハァァ!?ホイホイにマンマと!?
……俺の扱いヒデェ
雨竜
『まったく、僕がこうしてお昼代に困ってるのに、黒崎は虚圏で何をモタモタしてるんだ!!』
一護
えぇーッ!?モタモタって…
雨竜
『それに………
今週は、黒崎の誕生日だったのに………』
↑原作500話が載ってたWJの発売日の翌日が7月15日でした
一護
え?……もしかして、俺の誕生日を祝ってくれるつもりだったのか?
キュン
雨竜
『一緒にお祝いしてあげたかったのに………』
一護
俺も石田に祝ってほしいぜ!!
キュン
雨竜
『……お祝いにかこつけて、普段食べないような値段の高い物を食べて、お会計は黒崎に払わせて、
その後はプレゼントを選ぶふりして僕の物も買って、最終的にお会計は全部黒崎に払わせるつもりだったのに!!』
一護
ハァァ!?何だソレ!?全部、俺もち!?
……つーか、祝う気あんのかよ!?
雨竜
『黒崎、早く帰って来てくれ!!
僕には君が必要なんだ!!』
一護
俺が必要!?
キュン
……ハッΣ(-ロ-;)!!じゃねーだろ!!
しっかりしろ、俺!!
ホイホイマンマ扱いされてんだぞ!?
雨竜
『黒崎が帰ってきたら、使いふるした青Tをプレゼントしよう。
……どうせ捨てるつもりだったし、お金もかからないし、黒崎も大喜びだろう』
一護
青Tを、俺に!?
石田ァ!!ちゃんとプレゼント用意してくれてんだな!!
やっぱり俺は愛されてるぜ!!
キュン
《終わり》
キュン
してる場合か!?
一護よく考えろ!!
雨竜たんは捨てるつもりだから、くれるんだぞ!!(笑)
まさに恋は盲目!!(笑)
2012.07.24up
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