唇を離すと、真っ赤になった花梨が目を見開いていて、またやっちまったと気付いた。
「イ、イサ……」
「あ、ばかっ」
 花梨の手を引き寄せて、力を込められたクレープからはみ出したチョコを舐めた。そうすると花梨はもっと真っ赤になって、俺はクレープを花梨に押し返した。
「さっさと食べないと、またこぼすぞ」
 ぷい、と前を向いて少し早足で歩いて花梨を引っ張った。畜生、なんでいつもこうなるんだ。自分のためじゃなくてお前のために、もっと大事にしてやりたいのに。花梨は会う度可愛くなっていって、好きって気持ちが体を動かす。こんなんじゃ、まだ言えない。君のために生きたいとか、俺に全部預けろとか。

 イサトに引かれて少し早足の花梨は、やっぱり嬉しそうに笑っていた。




*******
初めまして、かんらと申します。
素敵な企画を立てて下さったワト様、真雪様ありがとうございます(>_<)

イサトから見た花梨のPVを目指したのですが、ただイサトが花梨にメロメロしてる話になりました(笑)
こんなバカップルですが、よろしければお納め下さいませ;



(from.真雪)
えい、このバカップルめっ☆彡
と言ってしまいたくなるくらいに甘々ですね〜っ(〃▽〃)
大丈夫。イサトの気持ち、花梨ちゃんには伝わってますよねっ。
頂いたメールにありましたけれど、確かに花梨ちゃんの健気さと、内に秘めた強さってもっと布教していきたいですよね〜。

ではでは、このたびは当企画へのご参加と、素敵なお話をありがとうございましたっ!



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