"見てルーシィ、愛の光を" "白馬の王子様ってとこかな" Cheat 「ロキー!今回も仕事先でナツが暴れて、報酬額減らされたよー!」 「大変だったね、ルーシィ。家賃は大丈夫かな?」 「そうなのよー。だからね、ナツに………」 僕がルーシィの愚痴を聞く。それが最近の僕と彼女の日課であり、僕と彼女の2人っきりの時間。ルーシィが帰宅する頃に僕は人間界に来て、ルーシィが寝る頃に星霊界に戻る。 あわよくば、自分だけがルーシィの愚痴を聞き、相談にのりたいと思う。ルーシィが頼るのは自分だけで良い。 だから僕は毎日彼女の所へ行く。 別に良いじゃないか、このぐらいの独占欲。 だって、 「そろそろ寝ようかな」 「僕が腕枕しようか。僕は好きな子にしか腕枕しないんだ」 「そうやって女の子を口説くんでしょ。私はひっかからないから」 「バレたか。いやー、フェミニストは辛いね」 この気持ちは伝わらないんだから。 この関係を壊したくない。だから僕は、君を、僕の気持ちを、偽り欺く。 |