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その後、砂漠を歩きながらイセリアを出たことを皆に報告しているうちに(折檻含)旧トリエット跡まで到着。

神子のために作られたと言う扉を開けると、冷たい空気が肌に触れた。



「・・・・」

テレビで見た遺跡のそれと似た地下へと向かって伸びる階段、廊下は魔科学の力か燭台に自動的に火が灯されていった。


「・・すごi「ふはははは!!素晴らしい!!素晴らしいぞ皆!!」

「!?」

びっくりした!!びっくりした!!

背後から聞いたことも無い音量で堪えきれなくなったリフィル先生が笑っている・・。

すっかり油断してたな・・

「この壁の質感、この空気のカビ具合・・・我々は正に超古代遺跡に抱かれている・・・!!」


「・・・・」


先生ご乱心

あまりの変わりように別の意味で言葉を失う。


「あぁ〜普遍的価値は如何ほどだろうかあああ??」

「・・・姉さん、遺跡マニアなんだ」
あの、床に頬ずりしちゃってますけど・・・。

クラトスは何とかしろと言いたげに私をチラチラ見てくる。見るな無理だ。


「この肌触り幸せなのだ〜・・・」

心底うっとりした声が遺跡内で反響して聞こえている、こうやって生で見ると衝撃的だなぁ・・。
コレットがそれを不思議そうに眺めている。

うん、コレットはそのままでいて欲しい。


「はぁ・・行こう、皆」

「あ、あぁ・・・」


大きな溜息をこぼしたジーニアスが私の手を引いた、そりゃ見られたいものじゃないよなぁ・・。

それをきっかけに皆が付いてくる。



さて、仕切りなおしに・・

「・・・きゃっ」

「おっと」

思った瞬間コレットがバランスを崩したのを調度良い位置にいた私が抱き止めた。

よくこける日だなぁ・・・
何気なく腕の中のコレット見ると彼女は照れ臭そうに笑っていた。

かわいい。prprしたい


「ロイドーなんか最近コレットと距離近いよね〜」

「へっ!?」

元からじゃね!?って突っ込みは置いといて。
いつの間にか隣に居たジーニアスがニヤニヤしてこっちをみてた。

・・・・?

「あ!!ごめんコレット!」

そうだロイド男じゃん!女同士のつもりになってたかも!!


「えへへ、気にしなくていいよ」

「悪ぃ・・」


そういえばコレットの顔が赤い、相当恥ずかしかったみたいだ。

気をつけなきゃ・・



「・・・・・」





  
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