「あがりましたー。 サンジさん入りましたよね、お風呂切りまーす。」 「ん…って何て格好してんのごはァッ!!」 「牛乳牛乳…」
薄いTシャツ1枚姿のなまえは、スポンジ片手に鼻血を出しているサンジをよそに、冷蔵庫を開けて牛乳パックを取り出す。 パックから直接ごくごくと牛乳を飲み、ぷはぁ、と息を吐いた。
「あ、お皿洗いなら私がやるのに。」 「いや………」
※ ※ ※
チッチッ… 時計の秒針がやけにうるさく感じ、ふと時計を見上げる。 12時ちょっと前…もうこんな時間か。 そういえばさっきからまぶたが重い…
「そういえば、サンジさんの寝るとこ決めてなかった。」 「え? 俺はソファでいいよ。 一応居候の身なんでね。」 「流石にそれは良心が痛む。 んーでもこの家部屋リビングと私の部屋くらいしかないし…」
相変わらず前髪をあげているおでこを抑えながら悶々と考えるなまえ。 その姿を見て、ニヤリと笑ってサンジが口を開いた。
「一緒に寝るかい?」
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