柳くんの隣の席になって初めての昼休み


柳くんはお弁当を持って教室を足早に去ってしまった

私は友達になった梓、和-アズサ、イズミ-とお弁当を食べることに


「紫生はいいよね柳君と隣の席で」

梓いきなり羨ましい発言


「あ、それわかる」

和も何故が賛同
何故だ


「え、なんで?」

ただのクールっ子言い方変えれば愛想が悪い男の子じゃないか


「なんでって・・・あんな美形の隣の席なんてめっちゃ役得じゃん!」

梓、ミーハーなんだね


「出た、梓のミーハー」

和は1年の時から梓と仲が良いらしくミーハーだと知っていた

何故教えてくれなかった


「美形でも愛想悪いじゃん」

愛想が悪い人は嫌われるんだぞ知らないのか


「クールって言って!でもあのクールなのが良いんだよ」

あれ・・・
梓ってストライクゾーン広いんだ


「あぁ、顔とあのクールさでモテてるからねぇ」

え、モテてんの!?
あの愛想の悪さで!?

まさかの人気者の隣の席だったらしい


「へぇ、柳くんてモテるんだ」

全く以って知らなかった


「当たり前じゃんテニス部の三強で美形で頭良いんだから」


ベタ褒めな和
梓?あぁ、あの子ならトリップしてるよ
自分の世界にね


「テニス部の三強?」

三強ってなんだ


「知らないの!?幸村と真田と柳のことを立海の三強って呼ぶんだよ」


幸村と真田と柳くん、ねぇ・・・



私他人に興味がなさすぎるらしい



*前 次#






人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -