するりと、首元から取り去ったネクタイに口付けを落とす。それを見てビクリと肩を震わせる様子に小さく笑って、掴んだ腕を引き寄せた。
「陸、」
熱い声で、耳に吹き込むように囁く。さらにびくびくと震えて、目元を染めた陸はぎゅっと俯く。小さく噛み締めた唇を優しく指でなぞって、己の唇を落とした。
「・・・いいか?」
「・・・、ん・・・」
こくりと、小さく頷く。耳まで赤く染め上げた陸に笑みがこぼれて、服の端をきゅっと握られて理性が飛びそうになって。
「、陸」
「・・・ふ、う、・・・ん、ん」
滴るような色気を纏って、譲は凄絶に笑った。
一度笑みを浮かべたかと思うと、そのまま無言で陸の服を肌蹴させていく譲。釦を譲の指が外していくたびに、陸の肩がちいさく震える。
はらりと、最後の釦がとれたと同時に陸の上に覆いかぶさった。
「っ、ゆ、ず・・・ふぁ、・・・あ」
深く口付けて、陸の露になった肌に手を這わせる。触り心地の良い肌理細かな白い肌を堪能して、わき腹をたどり臍を撫でてゆっくり手を上に沿わせていく。
「う、あ・・・っ!」
びくり、大きく陸の身体が揺れる。譲の指先は胸の突起を触り、弄っていた。
周りの肌を優しく撫でたかと思えば、痛いほどに強く突起を押しつぶし。痛みに呻き声をあげた陸をみて、またやんわりとそこを撫でる。痛みと微かな快感を交互に味合わされて、陸の頭がぼんやりと麻痺していく。
「ゆ、ず、・・・っあ、・・・そこ、や、・・・あ」
「いや? ウソいうな。・・・ここは気持ちよさそうだぜ?」
ぐりっ
「う、あ・・・っ!!」
ぐり、
「や、あ、あ・・・っ、ゆ、ゆず、・・・ゆ、や・・・あぁっ!ゆず、る・・・!そこ、やあ・・・あっ」
「ウソ言うなって。・・・きもちーだろ?」
膝で刺激されて、陸が喘ぐ。大事なところをぐりぐりと膝で押されて、それだけで精一杯なのに胸をいじめる譲の指は休むことを知らない。上と下から与えられる快感に陸がなく。甘さすら感じられるそれに、譲が嬉しそうに笑った。
「陸、・・・」
「っゆず、る・・・っ!」
「・・・お前が、欲しい」
甘く甘く。ちゅ、小さく陸に口付けた譲は上から陸を見つめる。真摯な瞳に、首筋を赤く染めて陸は腕を伸ばした。細くしなやかな腕が、譲の背中に回る。
「お、れも・・・っ、ゆずるが、・・・・・・欲し、い、・・・っ」
陸から告げられた言葉に、理性が焼ききれる瞬間というものを譲は初めて体験することになる。
「陸、愛してる・・・」
夜の闇が、陸の甘い嬌声を静かにのみこんでいった。
700000hit Thanks!!
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エロってなんだろう。難しいですね・・・!そして恥ずかしいですね・・・!
ほのぼの(な雰囲気でてるといいなあ)専門なので、えっちぃのを書くのに免疫がありません。そして寸止めですいません。最後まで書ききる前に管理人の羞恥心がログインしてしまいました・・・。orz
ということで、お相手は譲につとめてもらいました。
管理人の元気があれば、誰かしらおいおい書いていきたい・・・です^^
七十万ヒットありがとうございました!!
100606/ミケ
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