5 | ナノ


「み、こ・・・と、」

たどたどしくオレの名前を口にする陸。可愛い、可愛い。

「・・・せんぱい」
「先輩はなしだ。・・・さっきも言っただろう?」
「、う、・・・でも、」

小さく唸って目を伏せる陸の額に唇をよせて、小さく微笑む。せっかく恋人になったのだから、名前を呼び捨てにされたいと思うのは当然だろう?敬称無しのそれは、親密な関係を表すようで酷く甘いモノだから。

「陸、」

耳に声を吹き込む。ぞくりと背中を震わした陸が愛しくてしょうがなかった。

「、・・・み、」
「ん?」


「みこ、と・・・」
「・・・・・・」
「・・・だいす、き・・・」

頬を染める陸に、正直理性がぐらついた。いや、頑張って押さえ込んだけど。可愛すぎる陸、青い瞳が羞恥に潤んで。

「みこ、・・・」

オレも愛してる

(陳腐な台詞すら、陸相手には酷く甘いものになる)

……………………
青太朗さま、リクエストありがとうございました!
甘々・・・になっていますでしょうか?なんだか文化委員長にみえませんね・・・!←
あああ、こんなのでよければ貰ってやって下さると喜びます^^ステキなリクありがとうございました!

100329/ミケ


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