家に帰るとどの部屋も電気すらついていない。 幽は部活、妹はそれぞれの習い事だから良いとして、今日は臨也が夕飯をつくる当番なのに、あいつまたすっぽかして遊びに行きやがったか? 「臨也ー!居るのかー?てめーが晩飯つくる日だろ!」 叫び散らしながら進むと、臨也は居た。少し意外。制服も着替えないで、リビングのソファに横になっているようだ。 なんだ、具合が悪いのか。 まあ臨也にはよくあることだ。 「ごめん…今日おれとうばんなのに…」 「あー、それはいいから。それよりどうした?」 「いやぁ新しい薬まだ慣れてなくて」 「ああ、今週から変わったんだっけか」 「副作用きつすぎだって、これ合法なの?」 「はいはい」 合法に決まってんだろ。相変わらず口やかまし奴だ。 「お前横になるなら部屋に上がっとけば?もうすぐ双子帰ってきたらうるさいぞー」 「…うん、そだね」 まずいまずい、本当にそろそろ帰ってきちまう。もう野菜炒めとかでいっか。 にんじんとキャベツと豚肉なーなんてのんきに用意してると、 「臨也!?」 部屋へ移動しようとしていたであろう臨也がソファから数歩のとこで突然倒れるように踞っていた。「おい、大丈夫かよ!?」 「はっ、…う、」 「何?吐きそう?」 こくこく頷くから慌てて担ぎ上げてトイレに放り込むと本当に吐きやがった。 しかもこいつ…! 「てめっ、いつから飯食ってないんだ!?」 胃のなかは空っぽらしい。 普通に家では飯食ってたくせに、全部吐いてやがったのか。 「そんなにしんどかったなら、言えよ、頼むから」 こっちが泣きそうになる。苦しいのはいつもこいつばかり。背中をさすってやるが一向に治まらないようだ。そんなにきつい薬なんて、本当に大丈夫なのか? 続く? ------ またもや力尽きた\(^_^)/ これから幽兄が帰ってきて静双子だったり幽双子でお風呂だったり臨幽だったり静幽で洗い物だったり、やっぱり静臨でシズちゃんがつくったお粥を臨也が吐いたりするはずだったのに← 吐く吐く言い過ぎですみませんw あ、ちなみに私は副作用フェチです← |