※教師×中学生





「先生もマメだね」
「折原…、調子はどうだ?」
「どうもこうもないよ。いつも通り良くも悪くもない」
うそ。
きのうの夜は一晩中ひどい発作が治まらなくて、一睡もしていない。
だからちょっと寝かせて欲しいんだけど。
「これ今日のプリントな」
「うげぇ。どうせまだ学校なんて行かないよ?」
「一応な」
「だいたい先生ねぇ、話は通ってると思ってたけど、この程度の入院なんて俺しょっちゅうだかさ、今は物珍しかもしれないけどさあ毎度こんなことなんてしてらんないよ?」
「…それは俺が判断することだ」
「はあ。まあ好きにすればいいけどさ」
どうせそのうち来なくなるんだから。
「あんまり来られても本当にめいわく」

ほら、お前が俺をこんなに喋らすからだ。
くらくらしてきた。気持ち悪い。断続的な痛みの間隔が狭まる。


「おい大丈夫か」
「いいから用事すんだなら帰れ」
「…親御さんは?」
「おや?そんなしょっちゅう居るわけないじゃん、っ…」

やばい、真剣に痛くなってきた。
心臓が熱くて焼けそう。息が、つまる。
「おい、えっと」
先生が慌ててナースコールに手をかけるのを阻止する。
「これく、らい…すぐ、おさっ、まる」
一々騒がれたら堪らない。
そうだ、ちょっと我慢すれば治まってるんだから。俺は石になったんだ、うん。



:
:

「言っとくけど俺の親がひどいとか思うなよ。親にだって生活があるんだよ」
「そう、だよな」
「妹も小さいしね、大変なとこ良くしてもらってるし。だから先生の仕事は無し!ばいばーい」
「…妹のこと好きなんだな」
「はあ?」
「いや、顔がゆるんでっから」
「っ!先生ほんとにデリカシーないね」
「え、あ、わりぃ」
「……まあ妹はかわいいよ。あんま兄らしいこと出来てないけどさ、俺いつもこんなんだから」

わざとらしく肩を竦めて言ってみるけど先生は真剣な顔のままだった。恥ずかしくなるから止めてくんないかな。

頭を撫でられる。
…うざ!セクハラ!

「じゃあまた明日、な」


先生はきっと明日も来る、かな。

別にうれしくもなんともないけどさ。



また明日

誰もいない部屋に呟いてみる。




--------
わたしは何がしたいんだろう…詰め込みすぎた、そしていつにもまして文章が稚拙(反省

きっと臨也くんは月1、2のペースで3、4日入院してます。長引くと1、2週間くらい。静雄先生はいつまでもしつこく来つづけますwストーカーのように



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -