※ありがち双子パロ
※子静子臨


つきん、と頭が痛む。
これは、あれだ。

俺は走り出す。
目指す場所は決まっている。保健室だ。
だって、これは君からのサイン。


「しつれいします」

そっと扉をあけると、保健の先生が驚いたように出てきた。

「兄が、こここにいるって聞いたんですけど」

嘘だけど。

「いざや、やっぱりいた」

奥をのぞけば案の定、双子の兄がそこで具合悪そうに横になっていた。
臨也はしょっちゅう体調を崩す。そう、そして臨也の体調が悪くなるとなぜかそれが俺にも伝わるんだ。


「あは、ごめん、しずちゃんにやっぱり伝わっちゃうんだ」
「だからそう言ってるだろ、また夜更かしでもしたのか」
「えへへ」
「えへへ、じゃねえよ」
「ごめんねしずちゃん痛い?」
「…俺はぜんぜんだけど、おまえ具合悪くなるって分かってるなら少しはじちょーしろよ」
「うるさいなあシズちゃんには関係ないじゃん」
「いや、関係あるだろ」
「もー」


決めた。もう今日はこいつのベッドにもぐり込もう。臨也が眠るのを確かめるまで見張るんだ。

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力尽きた\(^_^)/

ありがちすぎですが…双子もえ!以心伝心もえ!





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