※モフモフするだけのお話。会話文のみ。
※モフる→モフられる



【彼女→夕神さん】
「もふもふもふ」
「…いい加減にしろよ、お嬢さん」
「もふもふ」
「髪引っ張んな」
「はぁ…迅ってば髪ふっさふさ、もっふもふ」
「……(仕事できねェ…)」
「癒されるわー今日の証人に対する苛立ちなんて吹っ飛ぶわーあいつマジ許さん」
「吹っ飛んでねェじゃねーか」
「気のせいだよー」


【夕神さん→彼女】※↑の数十分後
「……」
「ひゃっ…そ、そこやめて!くすぐったい!」
「………」
「っ…!だからやめてって言ったじゃん!」
「聞こえねェ」
「え、ちょっ…!う、」
「元はといえばお前が悪ィんだぜ?好き勝手遊びやがって」
「わ、私はただ迅で癒されようと思っただけで…!」
「そうかい。じゃァその逆でも構わねェな」
「は…?わああああ!?覆いかぶさってくるなぁ!」
「色気ねェな、全くよ」


【彼女→御剣さん】
「髪かフリルタイか。それが問題だ」
「何の話か説明しない方が問題だと思うのだが」
「怜侍さんをモフる場所の話です」
「もふ…何だ?」
「ふわふわしてぐりぐりしてすりすりする場所はどこがいいか、考えていたのです」
「擬音ばかりでよく分からん」
「私の見解では、その黒くて艶々な御髪かフリフリの襟巻きのどちらかが良いと思います。怜侍さんはどっちがオススメですか?」
「どちらもオススメできない」
「あら。なぜですの?」
「すりすりされたら乱れるだろう。局長として、勤務中の身だしなみにおいても模範とならねば」
「怜侍さんが『すりすり』って言った…『すりすり』って……か、かわいい」
「君の台詞をそのまま返しただけだが。頼むから狼狽えないでくれ、羞恥心を煽るな」
「恥じらう怜侍さんもジャスティスですわ」
「急にキリッとした顔で言われても困る」
「決めました、フリフリの方にします」
「私の意見は何処へ?」


【続・彼女→御剣さん】
「遺憾ですわ!」
「何がだ」
「どうして、どうしてタイを外してしまうのですか!」
「その方が、その…モフり?やすいだろう」
「効率の問題ではないのです!どさくさに紛れて怜侍さんにセクハラしようと思っていたのに、計画がパァですわ!」
「とりあえずそんな計画を立案実行しようとする君の存在自体に異議を唱えたい」
「こうなったら正々堂々勝負しますわ!」
「どういうことかね」
「正面きってセクハラいたします!」
「させるか」
「うっ!ト、トノサマンフィギュアを持ち出すなど卑怯ですよ!しかも限定品じゃないですか、下さい!」
「断る」
「ではセクハラします。Tonosaman or Sexual harassmentです」
「嫌なハロウィンだな。そして無駄に発音がネイティブなのが気に食わん」
「さぁ、どっちにしますか?」
「とのさまんじゅうをやるからとっとと帰ってくれ」


*うちの夢主は変人や変態が大多数だと気が付きました(今更)。そしてちゃんとモフってるの夕神さんだけという。



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