【夕神さんの場合】 「夕神さん！」 「あ？」 「糖分が足りない！」 「ほらよ」 「あ、ごま団子おいし…じゃなくって！糖分が足りないのよ！」 「それ砂糖の塊だろ、何が不満なんだよ」 「ブドウ糖的な糖分じゃないの！イチャコラ的な意味の糖分！」 「いちゃ…？何のことだ」 「つまり！こういうこと！」 ちゅっ 「……別に甘くもなんともねェが」 「いちいち夢ないわね、これだから検事は！」 ＊あまいのかきたい 【鬼灯さまの場合】 「ねぇ、鬼灯」 「なんでしょうか」 「糖分不足なのよ」 「ブドウ糖でも食べてればいいんじゃないですか」 「そんな物理的な話じゃないんだけど」 「…そういうお相手をご所望なら、桃源郷にでも顔を出せばよろしいでしょう」 「あら。わかってるんじゃない、性格悪いわね」 「貴女に言われたくありません」 「それなら話は早いわ。鬼灯、わたしの遊び相手をしなさい」 「ですから、そういった用件ならあの淫獣に―――」 「だーめ。今日はあなたがいいの」 「…それ、“あれ”にも言ってるんですか」 「んー？どうかしらね。…はい、分かったらさっさとそこに寝なさい」 「私は上を希望したいのですが」 「わたしも上がいいわ。ジャンケンでもする？」 「…わかりましたよ、仕方ないですね」 「素直な子は好きよ」 「はいはい。…あぁ、灯りだけ消しといて下さい」 「えー、やだ」 「いい大人が何言ってんですか、舌引っこ抜くぞ」 「おー、こわ。怖いから先にいただきますしちゃいましょ」 ＊いただきますされる鬼灯さまもアリだと思います。 |