I want to be asked by any of you ※拙いですが性的描写ありです。 閲覧は自己責任でお願い致します。 シているだけでストーリー性あまりございません。 「嫌だってばサンジ、こんな所でっ、」 「じゃあどこなら良いんだ?」 「というよりっ、私今はあんまり…」 唇と唇が触れてしまいそうな距離で私を見つめるサンジの瞳が何故か今日は冷たく感じる。その瞳に射抜かれると私の瞳の奥で何かが揺らぐ。 夕食後、誰も居なくなったダイニングのテーブルに座り紅茶を飲んでいた私の腕を何も言わず掴み食料庫へ連れ込むと間髪入れず荒い口付けをされた。 恋人同士になって身体を重ねる事は勿論初めてでは無いが紳士な彼がこんなにも強引に、且つ何処構わず私を求める事は初めての事で戸惑ってしまった。 思えば今日サンジは何処かおかしかった。その恐怖に似た感情を抱いた私は今サンジに抱かれることさえ恐怖を感じる。 「ごめんサンジ…」 「………」 私の腕を掴むサンジの手の力が抜けたのを確認すると私は食料庫を後にしようと扉に手をかけた。しかしそれは後ろから伸びてきた大きな掌によって阻止される。 頭だけを振り返り背中に彼の温もりを感じながら見上げると、尚も何処か冷たい目をしたサンジが私を見下ろしていた。その視線に息を呑みながら声を絞り出す。 「サンジ、離して?」 「俺に触れられたくねえって事か?」 「違うよ、でもその、ちょっと今のサンジは、怖い…」 回りくどい言い訳をしても意味が無いと、思ったことをそのまま口にした私に対する彼の口調はいつもと違う気がしてならない。 彼の方へ向けていた顔を再び扉の方へ戻そうとした刹那、サンジのもう片方の手がそれを許してくれなかった。 「んっ、…ん、サン…、」 掌で頬を包まれ先程同様に噛み付くような荒い口付けをされ唇は離さないまま後ろからサンジの大きな手が私の胸を服の上から包み込むと揉みしだき、その手つきが厭らしいのに態度と裏腹に優しくて少し安心させる。 彼の方へ身体を向けさせられ今度は扉の感触を背に感じながら口の中に侵入してくるサンジの舌に徐々に顔が熱を帯びていく。 両手でサンジの肩を押し退けようとするも、そんな事出来る筈も無くその両腕は虚しくも彼の両手によって扉に押し付けられる形になってしまった。 どうして、何が彼をこうさせているのか。 考えようとしても頭が回らない。 サンジと私の舌が絡み合う音と微かな吐息だけが室内に響いて、だんだんとその雰囲気に私は何も考えられなくなる。 「はぁっ、サンジ…」 「なあ名無しちゃん、俺は君が好きだ。いや、愛してる。」 「分かっ、てるよ…そんな今更、」 「今は俺に全てを委ねてくれねえか?」 「何で、そんな、」 言葉を最後まで待たずにサンジは再度私の唇を塞ぐとそのまま口内に舌を侵入させてきた。 もう抵抗する力も気力も無くなってしまった私はそのまま彼の舌を迎え入れ、荒い口付けなのにその舌の動きに興奮している自分がいることに後ろめたさを感じる。 「ん…、っ、ふ、…」 いつの間にかサンジの手は私の太腿まで降りてきていて、それは確実にゆっくりとスカートの中まで侵入していた。太腿を厭らしくひと撫でした後辿り着いたショーツの上から彼の指が布切れ1枚の上を行き来するその動きに、直接触れていないにも関わらずこんな声を出してしまう自分に恥ずかしさを覚える。 口内を掻き乱していたサンジの舌は次には私の首筋を舐め上げその感触に背中がゾク、とする。 「ま、待ってサンジ…っ」 「ここまで来てそりゃ拷問だ。」 「だって、」 首元に唇を吸い付けたまま素早くシャツを捲られ器用にブラジャーを外されると露になった私の胸の先端に勢いよく吸い付く。 頬に触れる金髪がいつもより擽ったく感じる。 「あっ…あっ、んっ…」 こんなに激しく愛撫するサンジが珍しいのにそんな様子をまじまじと観察する余裕も無くて、出したくない声ばかり出てしまう。 それでもサンジの顔が見たくて厭らしい音を立てて舌を動かす彼を見下ろすと上目遣いの片方だけ出た瞳と目が合った。 恥ずかしさから目を逸らすとサンジの指がいよいよショーツの中へ入ってくるのを感じる。 「あっ…だめ、サンジ、」 「こんなになっちまってんのにか?」 あっという間に挿入された指をわざと音を立てて動かしながら耳元で問いかけてくるサンジにドキ、と胸が高鳴ると共に足に力が入らなくなっいくのが分かる。 「名無しちゃん、俺の事好きか?」 「好き…っ、に決まってるじゃ、ん…あっ、」 「…クソ可愛いな、その顔。」 「サンジっ、もう…ダメ…っ、」 サンジのワイシャツにしがみつきながら完全に足の力が抜け床に崩れ落ちそうな私を抱き上げると改めて床にそっと降ろした。 そして自身が着ていたジャケットを脱ぎそれを床に敷くとその上に私を寝かせ覆い被さる。 こうして下から見上げこの角度から見る彼が私は堪らなく好きだ。 「名無しちゃん、君は俺だけの彼女だよな?」 「どうしたのサンジ…なんか、変だよ今日…」 「名無しちゃんの事が好きすぎて参っちまってるって事だ。」 「そんなの、」 私も一緒だよ、と口に出す前にサンジは私の額に軽く口付けるとスカートの中に手を入れショーツを脱がした。 外気に触れたソレにサンジの指が少しずつ入ってくると先程とは違い優しくゆっくりと抜き差しをし始めた。 「っ、ん…っ、あっ、」 「あー、クソ…その声堪んねえな、もっと聞かせてくれ。」 「んっ、いやぁ、」 否定する私にサンジの指は速さを増していきそれと比例するように厭らしい音が室内を支配していく。恥ずかしさよりもサンジにされているという嬉しさが勝って、それと共に確実に快感を得ている事に声も一層大きくなってしまう。思わず自分の手で口を塞ぐがそれすらも今の彼はゆるしてくれない。 「声、聞かせてくれって言ったろ?」 「あっ、あっ、サンジっ…あ、」 「やべえな…」 改めて愛しい彼の顔を見やると切羽詰まった表情をしたサンジ。今私が考えている事は何故サンジはいきなり事を始めたのか、冷たい目をしていたのか、こんな強引なのか、なんて事では無くて。 ついさっきまであんなにも怖いという感情が渦巻いていたのに、ただこの人と繋がりたいという事だけだった。 「サンジ、…」 「何だ?」 「サンジが、欲しい…」 「っ、」 両手を伸ばし懇願すると長い指が抜かれるのを感じベルトを外す音が耳に入ってきた直後、太いサンジのソレが宛てがわれ一瞬緊張するものの唇にサンジの優しい口付けが降ってきて愛しさを感じると一気に私の中へ入ってきた。 繋がったという事実に体の芯がぞわ、とする。 「ぁっ、あっ、」 「悪い…っ、余裕が無え、」 「い、いよ、激しくしても…」 「っ、後悔しても知らねえぞっ…?」 「するわけ、無いじゃん…」 言葉通りサンジの腰の動きはいつもより遥かに激しくて、それでもいつものように私の手を優しく握りしめていてくれて。余裕のない表情で腰を打ち付けられる度に煙草の匂いが鼻を掠め、それでさえも私を興奮させるには十分な媚薬のようで。 彼と繋がっている幸福感と確かな快感に涙が出そうになる。 「あっ、あん…っ、はぁっ、あ、」 「……っ、」 「サンジっ、好き…っ、」 「ああっ…俺も、好きだ名無しっ…!!」 女性を呼び捨てにしない彼が情事の時たまに私をセクシーな彼の声が更に色気を増して呼び捨てで呼ぶ事に下半身が更に疼き彼のモノを締め付けてしまう。 私だけしか知らない彼が愛おしくて愛おしくて、どうにかなってしまいそうになる。 「俺だけ…っ、見ててくれ…っ、」 「え…、?」 「く…っ、…」 「…っ、あっ、!」 ドクンドクンと脈打つサンジを中で感じながら伸ばした両手を彼の背中に回すと僅かな力で抱きついた。 「スカートなんて、滅多に履かねえだろ?」 「そうだけど、ナミに貰ったから…せっかくだし履こうかなって。」 「そういう事だったのか…俺ァてっきり誰か他の野郎でも誘惑してるのかと、」 「私の事何だと思ってるの?…スカート似合わない?」 事を終え乱れた衣服を直しながら様子がおかしかった理由をサンジに問い詰めると、まさかの返事が返ってきた。 今日の朝私は滅多にというよりもう何年も履いてないスカートをナミがデザインがあまり好きじゃないという理由から貰った。 ならばせっかくだし、と本当に気軽に履いてみたのだけれど。 「似合わないなんてもんじゃねえ!むしろ可愛すぎる!だからこそ、もし他の野郎共にスカートの中でも見えちまったらどうするんだ!?俺が今日どんな気持ちで過ごしてたか…!」 「そ、そんな事言ったらナミやロビンはどうなのよ…?」 「はあ、名無しちゃん。まだ分かってねえみてえだな…君は!俺の!彼女なんだ!君のスカートの中を見ていいのは俺だけだ!」 「そ、そうですか。じゃあスカート履くの今日で辞めるからそんな、」 「え!?辞めちまうの!?」 「どっちなの。」 「分かった、じゃあこうしよう…エッチする時だけ、ブベッ!!」 嫌です、と頬が腫れたサンジを残して私は食料庫の扉を開けると強引なサンジも偶には良いかも、と密かに思った事は内緒にしておこう。 前へ / 次へ [しおり/もどる] ×
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