獅希 | ナノ
 



狼「獅希、これお返し」

獅「……何の?」

狼「バレンタインの」

獅「わざわざ用意したのか?」

狼「当たり前だろ。貰ったからにはお返ししないとな。それにあのガトーショコラ凄ぇ美味かったし!」

獅「あれぐらいならまたいつでも作ってやる」

狼「良いのか!?楽しみにしてる!」

獅「任せろ。で、これはマシュマロ?」

狼「おう。ホワイトデーはマシュマロを送るんだろ?父さんが母さんに渡してた」

獅「確かにマシュマロはメジャーだな」

狼「やっぱそうなのか。今までチョコ貰った事ねぇからお返しもした事ねぇんだよ。だからマシュマロで良いか不安だったんだけど安心した」

獅「お返しは俺が初めてか……一緒に食うか?」

狼「良いのか?食いたい。…たまにはマシュマロも良いな。甘くて美味ぇ」

獅「いっぱい食えよ」




狼「(でもお返しを俺が食ったら意味ねぇよな?)」

獅「(やっぱこいつは食ってる時が1番可愛い)」





End.


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