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||| 2016/05/20


「ねえユーリ、前から思ってたんだけど」
「何?デニス。僕君に喋って良いなんて言ってないんだけど」
「まあまあ。ちょっとした疑問だから許してよ」
「……今日だけだから」
「ありがと。で、気になってたんだけど……キミとあの子って、時々居なくなるよね」
「そうだね」
「何処に行ってるの?」
「"勉強"だよ」
「何の勉強?決闘ならアカデミアで十分でしょ?」
「決闘ならむしろもう充分過ぎるくらいだよ。あの子は他にもやる事があるの」
「フーン。複雑な事情があるんだ」
「まあ、そうだね。……というか君、無駄話が過ぎるよ。任務に必要な情報だけ渡して早く何処か行きなよ」
「相変わらず厳しいなあ……。まあ、ユーリも無理しない程度にね。キミが怪我して帰ってくるとあの子大泣きするから」
「知ってるよ。それか面白いんじゃん」
「あー……そういえばキミってそういう人だった…」

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