(糸子家会話文詰め合わせ)
(主にギャグ。逆トリップに近い何か)
(遊戯王OCGの知識があればより楽しく読めるかも)
( 1→
2 )
(ナマエ:色々と残念なお子様。TCGとパズドラが大好き)
(しゅみーさん:覚醒ラクシュミー。一番のお友達、初期は未覚醒。感嘆符や疑問符が少ないのが特徴)(デッキは氷結界、リチュア、影霊衣がメイン)
(カーリーさん:究極光カーリー。胸のでかい鬼畜。主に保護者)(デッキはまだ謎)
・はじめまして
「やあ、ナマエちゃん。ぼくはラクシュミー、君に会いに来たよ」
「う………」
「う」
「うわあああおばけだああああ!!!」
「待って、待ってどうしてそうなったの」
「だ、だだだだってナマエラクシュミーちゃん覚醒進化させてない!きっとラクシュミーちゃんの呪いだあ!」
「……来た理由があながち間違っていないのが困る…」
「覚醒させろーって未来から呪いにきたんでしょ!」
「呪いじゃあないけど、まあそれに近いのかな」
「わああんばかばか、悪霊退散!」
「神なんだけど」
「かみさまたいさんー!!」
・落ち着きました
「うう…びっくりした……」
「まあ、最初はそういう反応するよね。ぼくの知り合いも言ってたし」
「お知り合いさん?」
「ぼくたち神様は暇潰しで時々冒険者…もとい、プレイヤーの所に顔を出すことがあるんだ」
「ほへー」
「だから君みたいに驚く人は珍しくないんだよ。驚かせてごめんね」
「こ、こちらこそびっくりしてごめんなさい…でした……」
・全ての始まり
「ところで、さっきまで何をしてたんだい」
「へ?カードの整理…」
「カード?」
「遊○王のカード、お名前順で整理してたの」
「へえ、ぼくにも見せてよ」
「うん、いいよ。どうぞ」
「……これは」
「それは征竜。この前ぶたばこにぶち込まれた子だよ」
「不穏な単語が聞こえたんだけど…。これは」
「それは影霊衣。わるものなんだよ」
「これは」
「それはインフェルノイド。かっこよくて優しくてつよーい悪魔なんだよ!」
「見た目的に優しいとは到底思えないし7割以上ナマエちゃんの個人的感情が含まれていると思うんだけれど」
「ナマエが正義だから影霊衣は悪者でインフェルノイドはいいものなんだよ」
「君が下衆なのはなんとなく分かった」
・冒険に行こう
「そういえば、冒険にはいかないんだね」
「神様がカード弄りながら言うと中々シュールだね。スタミナ待ちなんだよー」
「スタミナってなんだい」
「ゲーム遊ぶのに必要なものだよ、知らないの?」
「知らなかったよ。長い間来ないなあって思ったり、ずっといるなあって思ったり…まあ時間感覚が疎らだと思ったけど、成る程ね」
「100貯めるには時間がかかるしねー。やっと97だよー」
「何処に行くんだい」
「チャレンジダンジョン」
「ワンパンされるからやめておいたほうがいいよ」
「毒舌!?」
・運命の出会い
「ナマエちゃん、このカードはなんだい」
「あ、それはリチュアだよ。テトラオーグルだねー」
「どんなデッキなのかな」
「儀式召喚でずばばばーってして、どーんでびゅーんなデッキ!」
「へえ、ちょっと見てもいいかな」
「いいよー、はいこれ」
「随分と沢山あるね」
「近所にターミナルがなかったから全部三枚づつ買ったのー」
「総額は一体……ごめん聞いた僕が悪かったよ」
「うん」
「ごめん」
「うん」
・話を戻そう
「ところでナマエちゃん」
「なーに?」
「ぼくはいつになったら覚醒出来るのかな」
「スタミナ溜まるまで待ってー」
「降臨ダンジョンへ行くには十分すぎる程溜まっていると思うよ」
「んー」
「ナマエちゃん」
「あいー」
「聞いてないね」
「うんー」
「……」
「いひゃいいひゃい!なに!?」
「ダンジョン、行くよ」
「し、しししししゅみーさん顔が怖いですまってこあい」
「行くよ」
「わかりました!!!」
・今夜はお赤飯
「ふふん、ぼくもついに覚醒だね」
「おめでとうしゅみーさん!もっふもっふツインテールが魅力的だよ!」
「良いぞ、近う寄れ」
「時代劇見たいだね!そーれ、だいぶ!」
「ぼくじゃなくて髪の毛にダイブするんだね」
「顔打った……」
「本当に君は馬鹿だなあ」
「だってしゅみーさんの覚醒が嬉しくて…」
「嬉しいならぼくの胸に飛び込んで欲しかったな」
「今度はそうする……」
「次の機会は無いと思うけどね」
・徒党を組もう
「ねーねー、しゅみーさんしゅみーさん」
「なんだい」
「しゅみーさんどこで染める?」
「ナマエちゃんの場合はカーリーで慣れているし二体攻撃が手っ取り早いんじゃあないかな」
「すくるどちゃん…」
「ドロップ強化は何もしなくても貢献するから大丈夫だよ」
「かなあ…」
「オーディン公も二体攻撃持ってるしね」
「だがしかしへ氏がはいんない」
「ヘルメスって呼んであげようね」
「入んない」
「元から相性はよくないと思うけれどね」
「はいんない」
「はいはい」
「どうしよう……」
「アンドロメダもいるし列強化でいいんじゃあないかな」
「…かなあ……」
「君の好きにするといいさ」
・出会い再び
「お家に帰ったらおっぱいの大きいお姉さんにのし掛かられて泣かされた……」
「カーリー……ナマエちゃんはまだ子供なんだよ…」
「まるで私がクソビッチとでも言うような顔は止めなさい。この子が中々冒険に来ず私たちもあまりに暇を持て余しているから……」
「だからといっても、のし掛かって説教は…」
「此処に来たら真下にこの子が居たんですもの」
「こっちにくる座標はきちんと調べなきゃ駄目じゃないか」
「しゅみーさんしゅみーさん」
「なんだい」
「おっぱいに埋もれてくるしい」
「カーリー、放してあげなよ」
・ところで
「くるしかった…」
「あらごめんなさい」
「ところで君はどうしてこっちに来たんだい?」
「そんなの決まっているわ、この子に文句を言いに来たのよ」
「目的達成しちゃったねー」
「でも帰るには少し名残惜しいと思ってしまって」
「ふーん」
「もう少しこちらで遊んでから帰るつもりよ」
「神が観光」
「そうね」
「暫くこっちに居るのなら賑やかになるね。楽しみだ」
「あっ、カーリーさんカーリーさん!でゅえるしよ!」
「決闘?神に戦を挑むなんて随分と…」
「カーリー、違うよ。カード」
「かーど?」
・KONMAIからの刺客
「プトレマイオスをエクシーズ召喚」
「奈落」
「くっ」
「……貴方達せめてパズドラのTCGやりなさいよ」
「プトレマイオスが便利だからいやだ」
「プトレマイオスとかいう悪者倒さなくちゃいけないからむり」
「スマホにも触らずカードゲームばかりして!貴方達は!」
「カーリーさんままみたーい」
「あまりに酷いから言ってるのよ、全く!」
・さらばプトレ
「プトレ投獄おめでとう!!!!!」
「彼が何をしたというんだい……」
「サイバーに迷惑かけたりサイバーに迷惑かけたりサイバーに迷惑かけたりしたからじゃないかな」
「二つめの効果は少しも使用されていないじゃあないか…」
「で?ナマエさんはそのプトレマイオスとやらに勝利したけどいつになったら冒険に……」
「魔術師調整するからむりー」
「今度はぼくもペンデュラムで攻めるべきか…」
「いい加減にしなさいよ貴方達!!」
「カーリー、怒ってばかりじゃ小皺が増えるよ」
「喧しいのよ!貴方も貴方だわラクシュミー!いい加減…」
「まあまあ、カーリーも一度やってみなよ。ルールはぼくが教えるから」
「…なに、それは」
「幻奏モンスター。強いよ」
「それであの子をタコ殴りにして冒険に引きずり出す事は」
「できるよ」
「貸しなさい」
「待って!!!」
・よくない話
「独奏の第1楽章を発動、幻奏の音女アリアを守備表示で特殊召喚!そしてカードを一枚伏せてターンエンド」
「ナマエのターン!速攻魔法、サイクロンを発動!」
「墓地に送られたアーティファクト・デスサイズの効果発動」
「アーティファクトなんて初心者に渡すデッキじゃない!!!」
「アーティファクトは動きやすくする為の添え物だよ。基本は幻奏のメタビートだから、殴るだけで勝てるように調整したさ」
「」
・即落ち二コマ目
「まけました」
「冒険に行くわよ」
「カーリーさんなんでそんなに冒険がすきなの……?」
「暇だから」
「じゃあでゅえるしよ!」
「したでしょう」
「もっと何かしようよー……あっ、ファイトもあるよ!」
「だからパズドラのTCGしなさいよ」