text | ナノ
 ||| 死ヶ峰くんと妹


(会話文詰め合わせ)
(落ちない)

「お控えなすって!」
「おひかえなすって!」
「手前、生国はヒーローW」
「てまえ、しょうごくはひーろーわーるど!」「姓は死ヶ峰」
「せいはしがみね」
「名は骸」
「なはむくろ!」
「……ナマエ」
「あい!」
「名くらい自分のを名乗りなせえ」
「う?」
「全く、未熟者には困ったもんで……」


「ナマエ、そのデッキは使っちゃあいけませんぜ」
「いけませんぜ?だめ?」
「そいつぁ明るみで活躍するヒーロー達の為のデッキ、アッシらにはとてもとても」
「とてもとても」
「……まっこと、畏れ多くて使えやしません」
「むー」

「兄ぃさまー、ナマエとあそびましょう!ね、ね!」
「あー……ナマエ、アッシは此れから行く場所がござんして…」
「…あそんでくれませんか……?」
「…アッシが帰ってくるまで、代わりにダークヒーロー達とおとなしく遊んでいてくだせえ」
「……あい…」

「しゅばるつー、あそんでくださ……」
「Verzeihen…」
「ああっ、にげられた!」
「お嬢、オレにナイスな傷を付け…」
「目標を確認、お嬢様を満足させる任務を遂行す……」
「やー!やだやだやだ、兄ぃさまとしゅばるつとあそぶ!ナマエは兄ぃさまじゃなきゃやです、兄ぃさまとあそぶですー!!やだやだー!!」
「お、お嬢あの」
「兄ぃさまのばかー!ナマエと遊んでくれなきゃやだー!!」

「どういうわけか帰ったらナマエがアッシの側から離れないんでやんすがおんしら、言い訳は」
「いや、オレらお嬢の子守はできる限り頑張って…」
「任務を遂行…できなかった……」
「……ナマエ」
「うー」
「ナマエ」
「いー」
「ナマエ?」
「うーっ」
「……こいつぁ酷い。我儘な嬢さんは大好きな兄ぃさまに嫌われてしまいやすぜ」
「……うう…」
「ナマエ、泣き止みやしたか」
「……兄ぃさまのいじわる」
「なんの事やら」

「ナマエはヒーローWから来たのかYO?」
「あい!兄ぃさまといっしょにきましたー!」
「こんなガキンチョ連れて地球にやってくるなんざ、アイツも随分とシスコンなんだなあ」
「しす?こ?」
「アスモダイ、シスコンって何だYO?」
「テツヤは知らなくていい事だ」
「うー?」
「ンー?」

「ナマエ」
「あい!」
「バディファイトの特訓を行いやんせ」
「やんせー!」
「オープンザフラッグ!ヒーローワールド!」
「まじっくわーるど!」
「ナマエ」
「あい!」
「其処に座りなせえ」
「あい…」

「アッシらの目的は新たな角王となる事。忘れたわけじゃぁ、ありやせんね」
「あい……」
「なら何故奴さんと無意味に関わりを持つんでい。ナマエにとって、得なんて一つも…」
「……兄ぃさまのばか…」
「ナマエ?」
「ナマエいっぱいたのしいことしたい!あそびたい!ナマエかくおうなんかにきょーみないです、やだやだやだ!あそべないのやだです、つまんないのやです!兄ぃさまきっとまたナマエのことひとりぼっちにする!そんなのぜったい、ぜったい…ぐすっ……ぜったいやなの……にぃ…!」
「ナマエ……」
「兄ぃさまの…兄ぃさまのばかああ…!!」

「……ナマエ」
「ぐすっ…ひっく……」
「すまねえ事を、しやしたなあ」
「あにぃさま……」
「ナマエが一人を嫌う事を分かっていながら、アッシは少々急ぎすぎたようでやんす」
「……」
「もうお前一人にゃしません。アッシの大事な、たった一人の妹を悲しませるなんざ兄ぃ失格でござんした」
「……ナマエこそ、わがままいって…ごめん、なさい……」
「……ナマエが謝る事なんざ、何もございやせん。この命より大切な、たった一人の妹なんでやんすから……」
「……じゃあまじっくわーるどのデッキつかっても」
「それとこれは話が別でごさんす」
「うー」


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