||| BF勢と浴衣
・未門牙王の場合
「お、ナマエ姉ちゃんなんで浴衣着てんだ?」
「ほら、今日夏祭りだからちょっと張り切っちゃって」
「そうなのか、姉ちゃんすげえ似合ってるぜ!」
「うふふ、ありがとう。
お姉ちゃん嬉しいから牙王ちゃんとドラムちゃんにたこ焼き奢ってあげる!」
「流石姉ちゃん!」
「夏祭りってなんだ?食えんのか!?」
「ドラムちゃん、夏祭りは食べ物じゃないわよ?」
・虎堂ノボルの場合
「…なんで浴衣なんか着てんスか」
「さっきお洋服片付けてたら見つけたの、素敵でしょ?
二年前の浴衣よ、まだ着れたなんてびっくり!」
「そんな事で態々呼び出されたオレは如何なるんだよ!…ですか!」
「子猫ちゃん酷いわ、二年前のあの日の事忘れちゃったの?」
「あああそれ!それ言わない約束だろ!?つーか子猫ちゃんってなんだよ!!」
「全く、年頃の男の子は可愛いわねえ」
・龍炎寺タスクの場合
「あれ、ナマエさんが和装なんて珍しいですね」
「お休みの日くらい楽な格好しようと思って。
あ、男の子用の浴衣とかあるわよ、タスクちゃんも着る?」
「ジャックのサイズもありますか?」
「あー、うーん…ドラゴン向けはないかしら……」
「じ、じゃあSD化はどうですか!?」
「タスクちゃんのその情熱は何処から…あ、でも小さい男の子向けの甚平なら入るかも…ちょっと探して来るわね」
「待てナマエ、SD化するとは一言も…」
「ほらジャック、三人でお揃いだよ!」
・如月斬夜の場合
「斬夜、どうかしら」
「姉上、何故その用な格好を…」
「そろそろ夏ですし、お祭りの準備等しようと思って。どうかしら?」
「…姉上、貴方のことを思い言わせて頂きますがその様に浮かれては」
「浮かれてなんかいません、ほら斬夜も」
「あ、ああああ姉上っ!手、手を離してください!手!!」
「聞いて下さるまで離しません!」
・祠堂孫六の場合
「しどー、みてこれ!浴衣!」
「…馬鹿は何に浮かれてるんですし?」
「祭りだってしどー!ねえ行こ!お祭り行こ!!」
「何故僕が行かなければならないんですし!そもそもお前のせいで僕は仕事が溜まって」
「あたしりんご飴食べたい!奢ってねしどー!」
「あああ待つですし引っ張ったら判子が擦れ…ああああ!」
・ソフィア・サハロフの場合
「あのうソフィアちゃん」
「何かしら」
「なにゆえ私は浴衣を着せられて…」
「随分前から似合うと思っていたの」
「そ、そうですか…」
「ええ」
「……あのう」
「何かしら」
「………わたあめ食べたいです」
「直ぐに作らせるわ」
・臥炎キョウヤの場合
「これは去年、そっちは一昨年、あれはその前の…」
「ナマエ、何をしているんだい?」
「ああキョウヤ様、唐突にキョウヤ様に頂いた浴衣が見たくなりまして」
「ほう、それは嬉しいな。勿論今年も送らせて貰うけれど」
「あら、それは大変ですわ。しまう場所を考えなければ」
「ガラスケースにでも飾ろうかい?」
「そんな事をしてしまったら着られないではありませんか」
「着なくても構わないよ、来年も明後年も君に浴衣を贈るからね」
「ふふ、それは嬉しい限りですわ。
…キョウヤ様と縁日など行けたらもっと嬉しいのですけれど」
「そうかい?なら必ず時間を作るよ」
・以下男主
・霧雨正雪の場合
「な、どうだ?」
「如何、と言われましても」
「なんだよ、態々実家から新しい浴衣送ってもらったのにつれない奴だな」
「つれなくて結構。普段寝衣が浴衣の方にその様な事を言われたところで新しい反応があるわけないでしょう」
「それもそうだけどほら、ちょっと崩したりしたら如何だ?色っぽいだろ」
「今の貴方と寝起きの貴方を比べれば私は後者を取りますが」
「さ、左様ですか」
・氷竜キリの場合
「キリちゃーん、お兄さんと良いことしない?」
「わああ、あ、ナマエさん!びっくりした…」
「なになに、お兄さんのこと不審者だと思った?」
「そ、そういうつもりはないんですけどその…!
……あれ、ナマエさん着物きてる、珍しい…」
「ノンノン、これは着物じゃなくて浴衣だよ。キリちゃんも着てみない?」
「ええ、で、でも…」
「ほらほらー、物は試し!浴衣着たらキリちゃんもかっこよく…」
「着ます!」
「この小学六年生ちょろいなー」
・富士宮風音の場合
「兄さん!ナマエ兄さん!!ねえ、ねえねえ!」
「うわ、ちょ、風音ストップ!コーヒー零れるからストップ!!」
「あっごめんごめーん!
ねえ兄さん、夏祭り行かない?」
「え、夏祭り?いいけど…風音がそういうの気にするって珍しいな」
「隣街のお祭りで特設のファイトステージあるんだって!一人じゃ兄さん絶対怒るでしょ?だから一緒に行こうよ!」
「おうおう分かった、良いよ一緒に行こう。
………けど祭りっていうならあれだよな、浴衣」
「あー、言うと思った……」
「普段の風音のボーイッシュな服装も良いけど女の子らしい浴衣も絶対似合うと前から思ってたんだ!な、一緒に行くから今日だけ着てくれない?実は風音用に浴衣縫ってたんだよ、いやあこんなところで思ってもいなかったよ生きててよかった!!」
「ブレイ者!」
「えっちょっブレイド、ちょっと待っていやお兄ちゃんは別に普通の」
「風音が浴衣を着たらフードに入れないでしょう!」
「そ、そっかあああ!!富士宮ナマエ一生の不覚…!」
「あのー、兄さん……早く行こうよ……」
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