君の赤子のような緩い頬には小さな小さな物語が芽吹く
気持ち悪いくらいの白い肌に噛みつきたくなる衝動
枕元で君に囁くとしてもそれは間違っても愛の言葉ではないな
八年前の月のはなし
誰かに聞いた話じゃひとつだけ願いが叶うらしいけれど
つぶやく呪文はきっとぼくと君にしか聞こえない

マスカラの重みの分だけ地球の回転が遅くなるとしたら?
 
舌触り
窶す
慕情に逃げる
傘と眠る
きみのすなお
君のまばたきで夜が明ける
ぬるま湯と猫
ブルーロマンス
ジョンブリアン
発光体ごっこ
サマーシャワー
重機と鳩
 
 
 
 
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