「あっクッキーが焦げちゃう!!。」

急いでオーブンを開ければ少し焦げたクッキーになっていた。
まぁ焦げた味はしないけどこんなもの桜ちゃんにはだせまいと自分で食べる為にテーブルに置いておき自分の部屋で書類整理をする事にした。

まだまだ越して来たばかりというのもあって少し落ち着かないしここ2、3日まともに寝れていなかった。

「はぁ〜早く来過ぎちゃったのかな〜。」

そんな事をつぶやきながら書類と睨めっこをしているとインターホンが聞こえた、誰だろうと思いながら玄関を開けると最近仲良くなった何くんがいた。

「あっ何くん!!どうぞ。」

「すすすすすみません!!いきなり押し掛けちゃって!!。」

「別に大丈夫だよ僕も暇でしたし!!。」

僕はそう言ってリビングに招き入れた、まだまだ家具も揃ってない部屋だけど掃除などは毎回やってるから自慢の部屋とでも言える気がする、自己満だけどね。

「わぁ〜流石兎春さんですね!!気品が漂ってます!!。」

何くんは部屋を見渡してそう言った、特に良いものもない無機質に近い部屋なのにな...と思いながらもお湯を沸かしお茶を入れお茶を差し出し冷蔵庫から昨日作ったケーキの残りを切りそれも差し出した。

「どうぞ、このケーキ僕が作ったんで食べて下さい!!。」

「...あああありがとうございます!!。」

何くんはいつものようにあわあわしながらも一口ケーキを食べた。

「美味しいです!!。」

「それはよかった!!口に合わなかったらどうしようって思っちゃったよちょっと味が薄いのだから!!。」

僕がそういえば何くんは「ぼっ僕味薄い方が好きなので安心しました。」とにこっと笑った、確かに味が濃いのは身体に悪い僕はいつもそれを考えて薄味にしていたので家族からの評判も悪いでもそういってくれる人がいてくれたので内心嬉しいと思いながらも口元を緩めていたら何くんはテーブルの上に置いてあったクッキーに目を付けた。

「どうしたの?。」

「いや、そのこのクッキー美味しそうだなって...。」
「これ少し焦げてるけどよかったらどうぞ?。」

そう言って渡すと何くんは「いただきます!!。」と笑顔でいいクッキーを美味しそうに頬張った、そして僕は「美味しくないでしょ?。」といえば何くんは「美味しいですよ!!。」と笑顔で言ってくれた。

「そっかよかった!!実は桜ちゃんにあげようと思ったけど焦げちゃったからあげるのやめたんだもし良かったら持って返ってもいいよ!!。」

僕がそういうと「いいのですか!??....でも遠慮します。」と何くんは拒否したが僕は何くんに「遠慮しなくていいんだよ!!。」と言えば「じゃあ...いただきます。」と言った僕は嬉しくなってお菓子用の容器にクッキーを包んで袋にいれ何くんに渡した。

「ありがとうございます!!。」

「どうもいたしまして!!。」

人にあげるのはそんなにないから嬉しくなりながらも本題に入った。

「そういえばどうしてここに...?。」

「ああああ...!!あの!!手伝って欲しい事があったので!!。」

そう言って何くんは一つの紙を取り出した、それを見れば丁度僕が調べている物と一緒だった。

「じゃあ一緒にやろう!!僕も丁度これを調べてましたし。」

「あっありがとうございます!!。」

「とりあえず僕が持ってる情報は...。」

僕はそういって急いで自分の部屋に行き自分が持ってるターゲットの書類を全部だしそれを何くんに渡した。

「これ以上掴めないんだよ...情報。」

「あっこれだけでも依頼者の方が満足してくれるかもしれません!!。」

そういって何くんは嬉しそうに僕が先ほど渡した書類を僕に返した。

「あれ?持ってかないの?。」

「全部覚えました。」

笑顔で何くんはそういった、僕は何この子すごいと思いながらも書類を急いで部屋に戻しまた何くんがいる所へ行った。

「じゃあこれから暇ですよね?。」

せっかく僕の家にきたんですからと付け足し冷蔵庫から色々とお菓子を出してテーブルに置いた。
「あ、あの...?。」

「さぁ続きのティータイムを始めましょうか!!。」


仕事の後のティータイムはいかが?。



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なにこれ何くん可愛い((( 兎春君のお誘いが可愛すぎてだな(((

相互記念にのるべちゃんから頂きました!!ありがとう!
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