君に蔑まれたくて仕方がない
悲しい幸せに溺れたいんだ
こんな僕を哀れだと詰ってくれ
どうぞ思うまま笑ってくれ
詰られることが僕の生きる価値
その冷たい視線がいとおしい
浅ましいのは承知している
つけられた痣も薄れかけて
自尊心を引き裂いて欲しい
恋愛とかいうものでは無いだろう
嘲る言葉の旋律に酔う
突き放されるほど燃えるんだって
被虐心にまみれた身体
只の暴力関係じゃないのさ
殴られた所は熱を帯びて
鮮烈な痛みをまだ覚えている
好きとかいう言葉じゃ足りないよ
きっともっと汚い感情
いっそ君が殺してくれ
マゾヒストの独白





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