みじかいはなし | ナノ



俺はいつもの様になまえちゃんを起こしに来た。寝起きの悪さは毎度の事、全然起きようとしないんだよねぇ。ほんと俺様困っちゃう。

「なまえちゃん、起きて」

「んぅ〜佐助も一緒に寝れば、いい」

可愛いこと言うなぁ、と思ってたのも束の間。腕を掴まれそのまま布団の中に引きづり込まれ抱きしめられた。

「お、役得♪役得♪」

「佐助ぇ、すぅ・・・」

そこまで言うとなまえちゃんはまた寝ちゃった。最後まで言おうよ、気になるじゃん。にしてもそそるな・・・はだけた襦袢、乱れた髪、なまえの寝顔。目の前にこんな可愛い子がいて何もするなって方が無理でしょ?今なら旦那も修行中で戻ってこない。流石に耐えられなくなり唇を重ねてみる、無防備な相手への背徳感が妙に興奮させる。

「さ・・・すけ・・・?今、何して・・・ひゃっ」

「あ、起きちゃった?・・・いいね。その声」

「や、やめ・・・んぐっ」

なんで起きるかなぁ、さっきまで全然起きなかったのに。でも、だからって今更我慢できないんだよねぇ。再び唇を重ね、今度は少し強引に舌を絡めこむとなまえは少し苦しそうに目には涙をためていて、口の中の異物を追い出そうと舌で抵抗する。でもそれは逆効果でしかない。必死に抗うその舌を自分の舌で味わう、それからじゅうじゅうを音を立てて舌を吸い唾液を飲み込んでみせた。ちょっと強引だったかな?

「大丈夫?なまえちゃん」

「初めての・・・キスが」

きす?あぁ異国語か、状況的に接吻の事かな・・・って

「初めて!?」

「な、なんでそんなに驚くのよ?!」

「ってことは下の方も?」

「は、破廉恥・・・普通そういう事、聞きますか?」

反応的にやっぱり処女かな。なんだ、てっきりもう旦那に抱かれているかと思っていたのに。そうか、なんだろう、このほっとした気持ち。

「佐助?」

「俺様が相手じゃ不満?」

馬乗りになり顔を近づけて問えば、なまえは顔を真っ赤にしてパクパクと唇を動かす。それから絞り出した声で「佐助相手で不満な女性なんてこの世にいないと思うよ!」と。羞恥心に耐えられなくなったのか、なまえはもじもじと視線を外に向けた。それって俺様のこと褒めてるの?犯されそうな状況なのに変な子。

「じゃ、いいよね!」

「そういう問題じゃ・・・んっ・・・」

脱がせながらなまえの全身に優しくキスを落とす。そしてゆっくり太ももから中へと舐めていく。ピチャピチャ、佐助の唾液となまえが触れ合いイヤらしい音を奏でる。なまえは極限まで声を押し殺していた。

「なまえちゃん、我慢しないで声出したら?」

「んっ、そこでしゃべらないで・・・んぅっ」

楽しそうにニコッと笑う佐助。その表情にカァッと胸が熱くなりなまえが佐助を軽く睨むと、佐助は行き成り指で雛尖を愛撫する。訪れた別の快感にとうとうなまえは声を出さずにはいられなくなった。

「ひゃぅ・・・んは、っ、・・・や、やめ・・・」

「俺様に楯突くなんて許さないよ?」

そう言いながら冷たく笑い、膣内に指を2本程差し入れ掻きまわす。急な異物感「ぅっ・・・くふぁ・・・あっ、」なまえの口から先ほどよりも少しばかり大きな声が漏れた。初めての、自分の身体では無いような感覚に可笑しくなりそうになって。

可愛い声出すなぁ・・・。

佐助は尚も指を動かし続け、その内僅かながら愛液がなまえの秘部から溢れ始めた。自分の弱い場所がバレてしまったようで、そこを執拗に弄り回すものだから「そこは駄目!」と抵抗しようとした時、なまえは手が動かない事に気がついた。可笑しいと思い手元を見ればそれなりの太さの縄で縛られていた。しかもどうやら縛られているのはそこだけじゃないようで、目を動かして確認すれば全身が縄で自由を奪われていた。さすが忍、何をするにも一瞬で全く気がつかなかった。身体の自由を奪われ、股に食い込む縄が更なる快感なまえに与えている。

「あっ・・・はぁ、んっ、・・・いやぁ・・・やめ、て」

「いいよ、きちんとおねだりできたらね♪何を如何して欲しいの?」

「な、ななな何ってっ・・・」

顔、真っ赤だよ。初心だね、旦那といいなまえちゃんといい。ああ、なんか俺様が穢れてるみたいじゃん。放置しておいても勝手に縄の食い込みで感じているなまえに、追打ちをかけるように佐助は耳元で囁いた。

「何も言わないってことは同意した。俺様の好きなようにして良いってことだよね?旦那が戻ってきても、やめないよ?縄も解いてやんない」

「・・・っくぅ・・・・・・て・・・」

「聞こえない。ちゃんと言ってくんない?」

「佐助、の・・・で、・・・し、て・・・くださ・・・」

「んー・・・。ま、いっか」

縄を一本一本ゆっくりと焦らしながら切っていく。たまに乳房の突起を指で弾く、その度になまえは小さく喘ぎ声をあげた。縄を全て切り終えた頃には、なまえの秘部は一体何度達したのだろうかピクピクと小刻みに痙攣し、止めど無く愛液を垂れ流し出していた。もう十分でしょ、そこに佐助は自分のモノを静かに押し入れる。その衝撃で漏らしたなまえの声は、また格別で佐助の欲望をより一層駆り立てた。

「はぁっ。なまえちゃん、感じてんの・・・?ははっ」

「ち、違っ・・・っ。痛い、っあぅ・・・痛いよ佐助ぇ」

「・・・我慢して。大丈夫、すぐ良くなるから」

「ぅあっ・・・んっ、」

広い室内に二人しか居ない為か、なまえと繋がり合う音がこだまし良くきこえた。ぶるぶると何度も身体を震わせてなまえちゃんは俺様に強く抱きつく。次第にほぐれてきたのか、慣れてきたのか、なまえちゃんの表情から苦痛は消えて、とろんとした目で俺様を見つめてきた。旦那、戻ってこなきゃ良いのにな。

「なまえちゃん、そんな抱きつかれたら中に出ちゃうんだけど」

「っあ・・・、う、ん、?」

「こりゃ、しょうがないね」

なまえの反応に限界を感じた佐助は、腰を強く打ち付け中で果てた。静まりかえった室内になまえの寝息だけがこだまする。疲れ果て、すやすやと眠るなまえに布団をかけ直して、その唇に佐助はそっと口付ける「好きだよ、なまえちゃん」俺様がこんなこと言うなんて忍として失格だよ。でも、それでも君が。

「おやすみ」

その言葉を残し、佐助は静かに布団の中を抜け出した。





スパァァァーーンッッ!!!なまえの部屋の襖が勢い良く音を立て開かれる。あまりの煩さにになまえは目を覚まし身体を起こした。そこに立っていたのは息を荒げた幸村で。

「まだ眠っておられるのかなまえ殿!なっ!なまえ殿ぉぉ!!??は、破廉恥にござりまするうう!!」

「へ・・・?ああああ!!とか言いながらバッチリ見るの止めてよ!」

「見てないでごさるぅ!しかしなまえ殿何故その様な格好を・・・。まさか某を誘っておらるのか!ならばこの幸村、全力でお答えいたしまする!」

「ちょっと待って!違うから、佐助のせいよ!私は望んでこんな格好しないから!」

「さ、すけ・・・?」

途端に空気が変わったのをなまえは肌で感じる。どうしたのだろう何故だか幸村の笑顔はぴくぴくとしている。

「あ、えとぉ・・・その・・・」

「この臭いは何だ?この液体は何だ?・・・答えないのか?なら仕方ない」

「ひゃぁっん!」

ずかずかとなまえの前まで歩みよると乱暴な指使いで秘部に指を這わせる。敏感なそこは触れられただけでも全身が反応してしまうのだった。

「何故こんなに濡れている?・・・佐助と、寝たのか」

「・・・寝たって言うか・・・犯されたって言うか・・・へ?ゆ、幸村?」

「反抗せずに犯されたんだろ?ならば俺にも反抗せずに犯されろ」

いつもと違う彼の表情が怖すぎて、私を見つめる瞳がまっすぐ過ぎて、抵抗なんて出来る訳もなく押し倒された。「優しくは出来ぬかもしれませぬ」その言葉を合図に、幸村は佐助よりも荒く激しく強く私を求めた。翌日、腰が痛くて起きれなかった事は言うまでもない。



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