壁に追い込み首を絞めあげれば、まるで餌を欲する金魚のようにパクパクと口を動かし息を吸おうとする。その表情は苦しげで今までで一番美しく儚かったですよ・・・、でも私が求めるものとは違いますね
「み、み・・・つひ・・・」
「ククク、何でしょうか?」
「あ、いし・・・、てる」
そう言い微笑んで目から雫を溢す貴方。理性的に溜まる涙なのか私への感情的な涙なのか、まぁどちらでも素敵ですがね?ククク
「耐えて下さい、最後は切り裂いて殺してあげますよ」
「・・・・・・・・・」
「おや?・・・あぁ、もう逝ってしまいましたか」
物足りない、
私の言うことを無視して逝くなんて、いけない子ですね
興味の無くなった魂の宿らぬ身体は手を離せば勝手に体制を崩し倒れた。
あぁ、分かりました。貴方は私の望む顔を見せてくれないのですよ。恐怖に染まった顔が見たいのにいつも笑顔で、