エンペルトの海帝君。

モミジさんの相棒です。


傷だらけの腕を持っていて、
元から目つきが悪い事で有名です。

そしていつでも怒っている、
不機嫌そうな顔を持っている事で
すごくすごく有名です。

ですが。





「・・・・・・」





いつにも増して海帝君の機嫌は

とんでもなく最悪なのでした。







その原因は、と言いますと。










「あははー♪モーミジちゃーん!!
あっそばれてーーーー!!!!!!!!」


『いやいやいやいやいやいや
ワケ分かんないんですけど!?!?
遊ばれるって何!?遊ぶじゃないんですか!?』







緑髪の草眞君のせいでした。

草眞君はモミジさんによくじゃれつきます。
モミジさんはウザがりますが、
特に反抗は見せません。

それが妙に苛つくのでした。


いつもは苛ついても
何もしない海帝君ですが、

今日は行動に移してみることにしました。






「おい、雑草」

「なーにー?むっつりペンギンさん」

「誰がムッツリだ、誰が!!」


口喧嘩をする海帝君と草眞君の間には
何が起こっているのか分からず
二人の顔を見比べるモミジさん。


「テメェはいつもいつもいつもいつも
モミジにじゃれついてんじゃねぇよ。
モミジも困って・・・・・・んのは
どうでも良いっつーか、
いや良くね・・・
・・・・・・くねぇんだが!!//」


「いやー何言ってるか全っっっ然
分かんないなぁー
日本語で喋ってよー」



アハハーアハハーと笑いながら
モミジさんの首元に腕を回す
草眞君をベリッと引き剥がす海帝君。


「とりあえずテメェは
相棒の俺と違って
モミジの子分的存在だろうが!!
デレデレとじゃれつくんじゃねぇよ!!」


「えー?子分ってなにさー
ボクとモミジちゃんは家族でしょー?
・・・まぁその内、家族は家族でも
夫婦になる予定だけどー?」


「誰と誰がだ!!モミジもそんなこと
望むわけがねぇだろうが!!」


「何勝手に決めつけてんのー?
っていうかー、海帝が言ってるのって
さっきから聞いてれば


単なる嫉妬じゃん?」


『え?シット?』


ちっっっっっっげええええぇぇぇよ!!!
誰があんなクソガキに嫉妬すっか!!!!
ありえねぇありえねぇありえねぇ!!!!!!」




「ふーーーん?へぇぇー??
なら色々言わないでくれるー?
まったくこのムッツリは五月蠅いねぇ」


「テ・メ・ェ・は黙ってろ貧乏草!!」


海帝君はそう言うと、
空いているモミジさんの
右腕をワッシと掴みました。

それを見た草眞君はイラッとして
もう片方の左腕を掴みました。


『え?ちょ、二人ともどうしました?
出来れば離して貰いたいなーっていうか
痛痛痛痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!』

「テメェは黙ってろモミジ」
「モミジちゃんは黙っててねー」

『ハイスミマセンデシタ』


ギリギリギリギリギリ。
海帝君と草眞君の手によって
モミジさんの腕は悲鳴をあげていました。

特に草眞君なんて細っこくて
白くて、女の子のような腕なのに
何処から力が湧いてくるのか
海帝君と張り合えるような力です。




「ムッツリ」

「雑草」

「ペンギン」

「貧乏草」

「ツンデレ」

「除草されろ」

「干からびちゃえー」


『ちょちょちょちょちょ!!!!!
落ち着いて下さい二人とも!!』

ポンポンと言葉が飛び交う中、
モミジさんは頑張って割り込みました。
そして二人の顔を見て言いました。



『二人とも僕の大事な家族ですから!!
そのー・・・なんだ。

喧嘩両成敗ーーーっ!!!・・・です?』






「・・・」

「・・・」

『・・・』












約10秒程三人は見つめ合いました。

暫くして 海帝君と草眞君は
大きすぎる溜息をつきました。

そして二人同時に同じ言葉を吐きました。



















嗚呼










コイツ馬鹿だ。

(酷っ!!!! え!?何で!?)

(何でもだ)(何でもだよ)

(うええぇぇえん鋼貴ィ翔矢ァァ!!!!)





______あとがき


自分でも何が書きたかったのか
よく分かりませんスミマセン←
ただ、モミジ総受けという
リクエストを頂いたので
ひたすら書いてみただけなのだが
・・・・・・どうしてこうなった。←
しかも何か短い・・・?
嗚呼もうゴメンナサイorz

本当に文才能力の無さが
伺えますねホントに土下座めりめり←

書き直し要望、お持ち帰りは
未来様のみでお願い致します。

未来様、素敵なリクエストを
ありがとうございました!!







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