「くーろーきーっ」

「お、伶奈。」

「今日も部活?」

「いんや、休み!一緒に帰ろうぜ」

「やったーっ、じゃあ、お先です十文字戸叶!」

「お先です!」

「おう、また明日な」

「んじゃ行くかーっ」

「待ーって!浩二、手ー!繋いでよ!じゃないと私、ここから動かないからねっ!」

「もう、しょうがないなあ!(デレデレ)」


……。

「十文字、アイツらもう教室出たか?」

「…ああ、出たよ」

「アイツらウゼェェェェェェ!!!!!!!」




「どっか行きたいとこあるか?」

「新しくアイスクリーム屋さんが出来たみたいなの!そこ行きたい!」

「お、いいな!うっしゃー!チョコアイスクリーム食うぞー!」

「私はストロベリーー!…あ、ここの角曲がったとこだよ!…あー………並んでるね」

「並んでるな」

「どうする?」

「何が?」

「帰る?」

「帰んねーよ。食いたかったんだろ?待ち時間あって良かったじゃんっ。伶奈と一緒にいれる時間が増える。」

「…うんっ!えへへ」





20分後


「あ、もうすぐ買えるねー!」

「そだな!あ、伶奈、ベンチとかで良いから席確保に行ってくんね?俺買っとくから!ストロベリーだよな?」

「うん!じゃあ探してくるね〜っ」





「お、ここ誰も座ってない!」

「(浩二、早く来ないかな〜♪………ん?なんか、チャラ男が一匹、こちらに寄って来てるような…)」

「キミ、カワウィーネ!」

「っ!?(流行語大賞候補でナンパされた!)」

「一人で何してんの?」

「いや、あの」

「彼氏いんの?」

「あああの」

「高校生?」

「(や、話聞けよ!!!)」

「…どうしたの伶奈?」

「こ…浩二…!!!」

「ん、何このチャラ男、伶奈の知り合い?」

「知り合いに見える!?」

「見えねえ」

「なんだYOカワウィコちゃんYO!彼氏いたのかYO!しかも地元で有名な不良の黒木じゃんかYO!」

「なんで急にラップ調…」

「じゃあ俺帰るYO!お先でぃーす!」

ガッ

「待てよチャラ男俺の彼女になんかしたんか」

「な…なんもしてません」

「伶奈大丈夫か?なんもされてない?」

「や、突然、藤森のテンションで話し掛けられただけだよ」

「…よし、じゃあチャラ男お前どっか行けーっ!二度と関わるなよーっ」

「りょ…了解でぃーす!」




「…なんか、意外だった」

「ん?何が?」

「浩二、チャラ男のこと殴るのかと思ったから」

「殴ってる暇があったら伶奈といるよ。それに、アイス溶ける前に食いたかったし」

「あははっ、浩二らしい!」

「でも、もしここに伶奈がいなかったら、殴ってたかも。…伶奈、そしたら俺のこと、嫌いになるよな」

「大丈夫!殴ってる浩二も、浩二らしいから!ちょっと注意はしちゃうかもしれないけど、殴ろうが殴らなかろうが、浩二のこと大好きだよ!」

「…伶奈…っ!!」






バカップル!!
(幸せなら、まあいいじゃないですか!)





………………・
黒木のリク夢でした!
相互&リクエストくださった来夢さん、本当にありがとうございました!

ご希望に添えた文になりましたでしょうか…?汗
バカップルというか…ただの馬鹿になりましたwww

来夢さんのみフリーです!
来夢さん、これからもよろしくお願いします(^O^)