「くーろーきーっ」
「お、伶奈。」
「今日も部活?」
「いんや、休み!一緒に帰ろうぜ」
「やったーっ、じゃあ、お先です十文字戸叶!」
「お先です!」
「おう、また明日な」
「んじゃ行くかーっ」
「待ーって!浩二、手ー!繋いでよ!じゃないと私、ここから動かないからねっ!」
「もう、しょうがないなあ!(デレデレ)」
……。
「十文字、アイツらもう教室出たか?」
「…ああ、出たよ」
「アイツらウゼェェェェェェ!!!!!!!」
*
「どっか行きたいとこあるか?」
「新しくアイスクリーム屋さんが出来たみたいなの!そこ行きたい!」
「お、いいな!うっしゃー!チョコアイスクリーム食うぞー!」
「私はストロベリーー!…あ、ここの角曲がったとこだよ!…あー………並んでるね」
「並んでるな」
「どうする?」
「何が?」
「帰る?」
「帰んねーよ。食いたかったんだろ?待ち時間あって良かったじゃんっ。伶奈と一緒にいれる時間が増える。」
「…うんっ!えへへ」
*
20分後
「あ、もうすぐ買えるねー!」
「そだな!あ、伶奈、ベンチとかで良いから席確保に行ってくんね?俺買っとくから!ストロベリーだよな?」
「うん!じゃあ探してくるね〜っ」
*
「お、ここ誰も座ってない!」
「(浩二、早く来ないかな〜♪………ん?なんか、チャラ男が一匹、こちらに寄って来てるような…)」
「キミ、カワウィーネ!」
「っ!?(流行語大賞候補でナンパされた!)」
「一人で何してんの?」
「いや、あの」
「彼氏いんの?」
「あああの」
「高校生?」
「(や、話聞けよ!!!)」
「…どうしたの伶奈?」
「こ…浩二…!!!」
「ん、何このチャラ男、伶奈の知り合い?」
「知り合いに見える!?」
「見えねえ」
「なんだYOカワウィコちゃんYO!彼氏いたのかYO!しかも地元で有名な不良の黒木じゃんかYO!」
「なんで急にラップ調…」
「じゃあ俺帰るYO!お先でぃーす!」
ガッ
「待てよチャラ男俺の彼女になんかしたんか」
「な…なんもしてません」
「伶奈大丈夫か?なんもされてない?」
「や、突然、藤森のテンションで話し掛けられただけだよ」
「…よし、じゃあチャラ男お前どっか行けーっ!二度と関わるなよーっ」
「りょ…了解でぃーす!」
*
「…なんか、意外だった」
「ん?何が?」
「浩二、チャラ男のこと殴るのかと思ったから」
「殴ってる暇があったら伶奈といるよ。それに、アイス溶ける前に食いたかったし」
「あははっ、浩二らしい!」
「でも、もしここに伶奈がいなかったら、殴ってたかも。…伶奈、そしたら俺のこと、嫌いになるよな」
「大丈夫!殴ってる浩二も、浩二らしいから!ちょっと注意はしちゃうかもしれないけど、殴ろうが殴らなかろうが、浩二のこと大好きだよ!」
「…伶奈…っ!!」
バカップル!!
(幸せなら、まあいいじゃないですか!)
………………・
黒木のリク夢でした!
相互&リクエストくださった来夢さん、本当にありがとうございました!
ご希望に添えた文になりましたでしょうか…?汗
バカップルというか…ただの馬鹿になりましたwww
来夢さんのみフリーです!
来夢さん、これからもよろしくお願いします(^O^)