十文字→→→→黒木
キャラ崩壊(十文字が)注意





チュンチュン……

「お゛ー…あ゛ー…朝かー…」

チュンチュンチュン

あ゛ーも゛ーうっせーよ゛ーチュンチュンチュンチュン…っ頭いてえなオイ

「朝だよ起きてーってもう起きてたの、こーちゃん」

「…兄貴ー、頭痛い」

「…あ、顔色も悪いね…ちょっと待ってて、体温計取ってくるから」

まずい…風邪ひいた?

えー今日音楽の授業あるから学校行きてえのになー…

「持ってきたよー」

「う゛ー…ゲホッゴホお゛ぅえ゛っ」

「だ、大丈夫こーちゃん!?なんか吐きそうな咳だったじゃん!!」

「だ、いじょうぶだ……俺学校行くからさ。兄貴も早く大学行けって」

「何言ってんの!ホラ、早く体温!体温はかって!!」

「…んじゃ体温はかるわ…つーかあんま叫ばれると頭が…」

「あ、ああゴメン、」


ピピピッ


「………」

「何度だった?」

「…ちょ、やだ、俺学校行く」

「…38度…立派な風邪だね」

「…………」

「学校行ったら駄目だからね!」

「はあああ嫌だああ!ホラ俺こんなに元気!」

「何言ってんの!頭フラフラじゃん!」

「やーだー今日音楽あるから行くからー!」

「そんな状態で学校行って、十文字君達にうつしたりしたらどうすんの!」

「うっ…!」

「…学校には俺が電話してあげるから、今日はゆっくり寝ててね?」

「…はーい…」

「隣にお水ペットボトルに入れて置いててあげるから、喉渇いたら飲んでね。お粥作っててあげようか?」

「あ゛ー良い良い。それくらいできる。兄貴もそろそろ電車に遅れるぞ?」

「!本当だっ!行ってきます!」


「…う゛ー…」




数時間後。

「…………はあああ?」

目の前に、十文字がいた。

いやいやいきなりなんだよ。なんかいろいろと飛ばしすぎだろーが。

「…よぉ。起きたか」

さも当たり前のように言ってのける目の前の忌々しい金髪は、風邪をひいた俺の目をチカチカと痛めた。

「風邪だって?お前バカなのに風邪ひいたのか?仮病じゃねーの?」

「…うっせーよ…バカでも病気になるってことを証明できてよかったじゃねーか……」

「そーかお前はそういう考え方か」

「…つーか、お前なんでここにいんの……?」

「…」

「…?」

「…ま、あれだよ、お前が風邪ひいたっつーから…」

「から?」

「その………しんぱ」
「こーちゃん!なんでまだうちにいんの!?」

「っ、る、いじ…!?」

「……。」

「…?こーちゃん、だれこいつ」

「こっ…!?おい小僧、テメー誰に向かって」
「あ゛ー待て十文字、こいつ俺の弟」

「…弟…?」

「…アンタ、じゅーもんじ?」

「…ああそうだが?なんで知ってんだガキ」

「よくこーちゃんがはなしてるから」

「…こーちゃん…?」

「…あーそれ俺のこと」

「…こーちゃん?黒木が?こーちゃん?」

「連呼すんな」

「こーちゃん、かぜひいたのか?かおがおかしいぞ」

「オイ失礼だぞ類仁…っつーか、お前幼稚園は?」

「まだバスこねーんだよ」

「まじか…十文字、今何時?」

「ちょーっと待っててー♪(某国民的バンドより)」

「殴るぞ十文字」

「9時12分です」

「あー俺まだそんだけしか寝てないのかー…」

「…こーちゃん、かぜか?」

「あーうん、風邪だ」

「ねてなきゃだめだろ!おいじゅーもんじ、こーちゃんのオヤスミのじゃますんな!」

「…黒木くんアンタ愛されてんな」

「まーなー。ホラ類仁、もうバスがお迎えに来る時間だろ?玄関行けよ」

「やだ。きょうおれこーちゃんのかぜみるから!よーちえんいかない!」

「アホか。お前に俺の看病できるハズねーだろが。」

「こーちゃんかぜひいてんのによーちえんいってもたのしくない!」

「いつも言ってるだろ?幼稚園には毎日行かなきゃ女の子にはモテねーぞーって」

「!…わかった、よーちえんいってくる!だけど、こーちゃんおとなしくねとくんだぞ?オイじゅーもんじ、おまえさっさとかえれよな!」

「せっかく学校抜け出したのに誰が帰るか」

「いってきまーす!」

「オゥ行ってらっしゃい」


「…そんでお前、どーなんだ体調は」

「おかげで熱が上がった気がするよ」

「まじか。寝とけよ」

「誰のせいで起きたと思ってんだー…」

「お粥作るか?」

「いらねーし」

「バカ、なんか食わなきゃ駄目だろーが。俺がつくってやるよ」

「…お前、料理できんの」

「バカにすんな。こっちは男二人で暮らしてんだぞ。料理くらい作るっつーの」

「ふーん…んじゃ頼むわ。ご飯は炊飯器に残ってる奴全部使っていいからよ。」

「オゥ。お前は寝とけよ」

「あーはいはい…」





「おーう黒木できたぞー…って」

黒木寝てるじゃん。

あ、俺が寝ろっつったんだっけか。

あー黒木すんごい汗かいてんじゃねーか…

顔色も悪いっつーか、赤いし。

エロいぞこいつ。

こーゆーのは、どうすりゃいいんだ?
とりあえずアレか?
触ったりしていい「訳ねーだろバーカ」

………


「おわ黒木、お前読心術使えたのか。そして起きていたのか」

「お前の心の声だだもれだったぞ。大声でだだもれてるから起きちまったじゃねーかバーカ」

「まじか。」

「まじだよ」

「体調どうだ」

「悪化する一方だよコノヤロー」

「お前今体温何度?」

「知らね。最初が38度だったから、今は42度くらいじゃね?」

「やべーなオイ。人間って40度越したら爆発するらしいぞ」

「え、まじで」

「ああ。ドラ●もんが言ってた」

「……もしもし十文字くん」

「ん?」

「お前そんなキャラだっけ?」

「いーや。少なくとも今の俺は確実にいつものキャラじゃねーな」

「なんで病人の前でキャラ外すんですかー」

「だって、黒木エロいから」

「はいきた訳わかんねー言語。つーかまじ寝かしてくんね?俺の体調結構やばいんだけど」

「ああやばいなお前のその顔エロい」

「おいやばいしか聞いてねーじゃねーか。主語と述語も聞いてくれ」

「押し倒したくなるなその顔」

「たっ…助けてポリスメーン…」

「…けどその前にお粥食え」

「…ん?あ、そういや忘れてた。食うよ、ありがとうな」

「俺が食わせて「結構です」

「遠慮しなくていいのによ」

「遠慮じゃなくて拒否ってんだよバーカ…って十文字、これ、このお粥、…まずい」

「……」

「…おま、親父さんにこんなもん食わせてたのか」

「…親父が料理超上手いから、俺が家庭で料理したことなんか、人生で2回しかねーよ(いずれもきつねうどん)」

「…あーもうまじ死にそうだ」

「まじ?なんでいきなり。大丈夫かよ?」

「誰かさんがクソマズイお粥食わせるからだろうが」

「………」

「なに急に黙ってんだ」

「お前やっぱエロい。押し倒していいか」

「駄目です」

「なんでそんなに汗かいてんだよ。お前も興奮してんじゃねーの?」

「風邪ひいたから汗かいたんだよ馬鹿。まじ変態発言やめろって馬鹿」

「俺自体が変態なんだからしかたねーじゃねえか」

「仕方なくねえよ。気をしっかり」

「あーもう駄目だ俺!」

「駄目ならもうウチに帰ってソロ活動してくれ…まじ寝かしてくれって」

「いやもうソロはやだ!」

バフッ

「…十文字くーん?何やってんの」

「黒木くんの上に跨がってんの」

「……………」

ガンッ

「………っあああああ!まじ黒木お前やめろよキンタ「帰れ変態」

「くっ…風邪のくせに……っ、どこにそんな、体力が」

「俺無敵だから」

「なら…っ、俺はもっと無敵だあああ!!!」

「きゃああああ゛!」

ガンッ

「…………っ!!!」

「はああっ…(本当、寝かしてくんねーかな)」





風邪野郎×変態野郎
(変態は手におえないようです。助けて親父)








…………………・
あとがき
風邪黒木と変態十文字でしたー
すみません途中放棄ですぐはあ!!

42度とかインフルエンザだろ

そして無駄に長い。あとがきも長いです←

助けて親父。親父に助けて欲しい理由は、もちろん親父は真理夫だから←



 


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