十文字→→→→黒木
キャラ崩壊(十文字が)注意
チュンチュン……
「お゛ー…あ゛ー…朝かー…」
チュンチュンチュン
あ゛ーも゛ーうっせーよ゛ーチュンチュンチュンチュン…っ頭いてえなオイ
「朝だよ起きてーってもう起きてたの、こーちゃん」
「…兄貴ー、頭痛い」
「…あ、顔色も悪いね…ちょっと待ってて、体温計取ってくるから」
まずい…風邪ひいた?
えー今日音楽の授業あるから学校行きてえのになー…
「持ってきたよー」
「う゛ー…ゲホッゴホお゛ぅえ゛っ」
「だ、大丈夫こーちゃん!?なんか吐きそうな咳だったじゃん!!」
「だ、いじょうぶだ……俺学校行くからさ。兄貴も早く大学行けって」
「何言ってんの!ホラ、早く体温!体温はかって!!」
「…んじゃ体温はかるわ…つーかあんま叫ばれると頭が…」
「あ、ああゴメン、」
ピピピッ
「………」
「何度だった?」
「…ちょ、やだ、俺学校行く」
「…38度…立派な風邪だね」
「…………」
「学校行ったら駄目だからね!」
「はあああ嫌だああ!ホラ俺こんなに元気!」
「何言ってんの!頭フラフラじゃん!」
「やーだー今日音楽あるから行くからー!」
「そんな状態で学校行って、十文字君達にうつしたりしたらどうすんの!」
「うっ…!」
「…学校には俺が電話してあげるから、今日はゆっくり寝ててね?」
「…はーい…」
「隣にお水ペットボトルに入れて置いててあげるから、喉渇いたら飲んでね。お粥作っててあげようか?」
「あ゛ー良い良い。それくらいできる。兄貴もそろそろ電車に遅れるぞ?」
「!本当だっ!行ってきます!」
「…う゛ー…」
*
数時間後。
「…………はあああ?」
目の前に、十文字がいた。
いやいやいきなりなんだよ。なんかいろいろと飛ばしすぎだろーが。
「…よぉ。起きたか」
さも当たり前のように言ってのける目の前の忌々しい金髪は、風邪をひいた俺の目をチカチカと痛めた。
「風邪だって?お前バカなのに風邪ひいたのか?仮病じゃねーの?」
「…うっせーよ…バカでも病気になるってことを証明できてよかったじゃねーか……」
「そーかお前はそういう考え方か」
「…つーか、お前なんでここにいんの……?」
「…」
「…?」
「…ま、あれだよ、お前が風邪ひいたっつーから…」
「から?」
「その………しんぱ」
「こーちゃん!なんでまだうちにいんの!?」
「っ、る、いじ…!?」
「……。」
「…?こーちゃん、だれこいつ」
「こっ…!?おい小僧、テメー誰に向かって」
「あ゛ー待て十文字、こいつ俺の弟」
「…弟…?」
「…アンタ、じゅーもんじ?」
「…ああそうだが?なんで知ってんだガキ」
「よくこーちゃんがはなしてるから」
「…こーちゃん…?」
「…あーそれ俺のこと」
「…こーちゃん?黒木が?こーちゃん?」
「連呼すんな」
「こーちゃん、かぜひいたのか?かおがおかしいぞ」
「オイ失礼だぞ類仁…っつーか、お前幼稚園は?」
「まだバスこねーんだよ」
「まじか…十文字、今何時?」
「ちょーっと待っててー♪(某国民的バンドより)」
「殴るぞ十文字」
「9時12分です」
「あー俺まだそんだけしか寝てないのかー…」
「…こーちゃん、かぜか?」
「あーうん、風邪だ」
「ねてなきゃだめだろ!おいじゅーもんじ、こーちゃんのオヤスミのじゃますんな!」
「…黒木くんアンタ愛されてんな」
「まーなー。ホラ類仁、もうバスがお迎えに来る時間だろ?玄関行けよ」
「やだ。きょうおれこーちゃんのかぜみるから!よーちえんいかない!」
「アホか。お前に俺の看病できるハズねーだろが。」
「こーちゃんかぜひいてんのによーちえんいってもたのしくない!」
「いつも言ってるだろ?幼稚園には毎日行かなきゃ女の子にはモテねーぞーって」
「!…わかった、よーちえんいってくる!だけど、こーちゃんおとなしくねとくんだぞ?オイじゅーもんじ、おまえさっさとかえれよな!」
「せっかく学校抜け出したのに誰が帰るか」
「いってきまーす!」
「オゥ行ってらっしゃい」
「…そんでお前、どーなんだ体調は」
「おかげで熱が上がった気がするよ」
「まじか。寝とけよ」
「誰のせいで起きたと思ってんだー…」
「お粥作るか?」
「いらねーし」
「バカ、なんか食わなきゃ駄目だろーが。俺がつくってやるよ」
「…お前、料理できんの」
「バカにすんな。こっちは男二人で暮らしてんだぞ。料理くらい作るっつーの」
「ふーん…んじゃ頼むわ。ご飯は炊飯器に残ってる奴全部使っていいからよ。」
「オゥ。お前は寝とけよ」
「あーはいはい…」
*
「おーう黒木できたぞー…って」
黒木寝てるじゃん。
あ、俺が寝ろっつったんだっけか。
あー黒木すんごい汗かいてんじゃねーか…
顔色も悪いっつーか、赤いし。
エロいぞこいつ。
こーゆーのは、どうすりゃいいんだ?
とりあえずアレか?
触ったりしていい「訳ねーだろバーカ」
………
「おわ黒木、お前読心術使えたのか。そして起きていたのか」
「お前の心の声だだもれだったぞ。大声でだだもれてるから起きちまったじゃねーかバーカ」
「まじか。」
「まじだよ」
「体調どうだ」
「悪化する一方だよコノヤロー」
「お前今体温何度?」
「知らね。最初が38度だったから、今は42度くらいじゃね?」
「やべーなオイ。人間って40度越したら爆発するらしいぞ」
「え、まじで」
「ああ。ドラ●もんが言ってた」
「……もしもし十文字くん」
「ん?」
「お前そんなキャラだっけ?」
「いーや。少なくとも今の俺は確実にいつものキャラじゃねーな」
「なんで病人の前でキャラ外すんですかー」
「だって、黒木エロいから」
「はいきた訳わかんねー言語。つーかまじ寝かしてくんね?俺の体調結構やばいんだけど」
「ああやばいなお前のその顔エロい」
「おいやばいしか聞いてねーじゃねーか。主語と述語も聞いてくれ」
「押し倒したくなるなその顔」
「たっ…助けてポリスメーン…」
「…けどその前にお粥食え」
「…ん?あ、そういや忘れてた。食うよ、ありがとうな」
「俺が食わせて「結構です」
「遠慮しなくていいのによ」
「遠慮じゃなくて拒否ってんだよバーカ…って十文字、これ、このお粥、…まずい」
「……」
「…おま、親父さんにこんなもん食わせてたのか」
「…親父が料理超上手いから、俺が家庭で料理したことなんか、人生で2回しかねーよ(いずれもきつねうどん)」
「…あーもうまじ死にそうだ」
「まじ?なんでいきなり。大丈夫かよ?」
「誰かさんがクソマズイお粥食わせるからだろうが」
「………」
「なに急に黙ってんだ」
「お前やっぱエロい。押し倒していいか」
「駄目です」
「なんでそんなに汗かいてんだよ。お前も興奮してんじゃねーの?」
「風邪ひいたから汗かいたんだよ馬鹿。まじ変態発言やめろって馬鹿」
「俺自体が変態なんだからしかたねーじゃねえか」
「仕方なくねえよ。気をしっかり」
「あーもう駄目だ俺!」
「駄目ならもうウチに帰ってソロ活動してくれ…まじ寝かしてくれって」
「いやもうソロはやだ!」
バフッ
「…十文字くーん?何やってんの」
「黒木くんの上に跨がってんの」
「……………」
ガンッ
「………っあああああ!まじ黒木お前やめろよキンタ「帰れ変態」
「くっ…風邪のくせに……っ、どこにそんな、体力が」
「俺無敵だから」
「なら…っ、俺はもっと無敵だあああ!!!」
「きゃああああ゛!」
ガンッ
「…………っ!!!」
「はああっ…(本当、寝かしてくんねーかな)」
風邪野郎×変態野郎
(変態は手におえないようです。助けて親父)
…………………・
あとがき
風邪黒木と変態十文字でしたー
すみません途中放棄ですぐはあ!!
42度とかインフルエンザだろ
そして無駄に長い。あとがきも長いです←
助けて親父。親父に助けて欲しい理由は、もちろん親父は真理夫だから←