「ねぇ蔵。」
「ん?」
「重いからどいてよ」
「嫌や。」

せっかく蔵の部活が(久々に)休みだから遊びに来たというのに…
さっきからずっとこの調子だ。
ちなみに、後ろから抱きつかれている状態で。

はっきり言って、重いし暑い。
ただえさえ暖房がついていて暖かいのに、くっつかれることで暖かいを越して暑い。

しかも、腕でがっちりホールドされているため、動けない。
全体重をかけられているので、尚更。


「離れてよー」
「寒いんやからえぇやん」
「私は暑いのー!」

これで寒いとか、蔵はどんだけ低体温なんだ!


「ホラ」
そう言って、私の首に手を当てた蔵。

「…冷たい」
「ちょうどえぇやろ?」
「…うん、まぁ……。」

今の私の火照った体には、蔵の手の冷たさは気持ちいい。
さっきまでは暑かったが、今は暖かい、だ。

「名前」
「ん?何?」
「…好きや。」

耳元で囁かれた言葉に、身体の底から熱を帯びていくのが分かる。
今きっと、私の顔は真っ赤だ。

「…わ、私も、好き…だよ…っ!」




私の体温+二分。
(あぁもう、また暑くなっちゃったじゃない!)






10.02.01
………………
相互Special thanks!!

ってことで、遊様との相互記念に!
あぁぁぁこんなんで御免よ(´;ω;`)
白石の口調分かんない…orz
言ってくれれば、書き直しでもなんでもしますから…!

遊のみお持ち帰りOKです(^q^)!