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※現パロ久々知女体化
生理の話



「やなにおい、」

つん。
鼻につくにおいだ、可愛らしい顔をしている久々知は、眉間に皺を寄せながらポツリと言った。なんにも聞かなかった。何が、なんの話だ、言葉に成れなかった言葉は脳みその中で浮かんで消えたのだ。

「先輩知ってる?血のにおいってやなにおいなんだよ」

やなにおい。鉄のような臭いがする、味がする、気分はよろしくない。血の臭いが好きか嫌いかと聞かれれば答えはノーだ。

「違うの、違うんだよ。あのね、女のコの日の、アレね、血のにおい。やなにおいなのよ」

久々知が笑いながらスカートの中に手を伸ばした。何をする気だ、待て、やめろ、そんな見せつけなくてい、