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「キミ面白いね!気に入ったよ、今度会ったら楽しいことして遊ぼうか」

ちょっと待って、それフラグ!!!


「いえ、遠慮しておきます…。今度会いましたら挨拶させていただきますよ」

「挨拶だけなんてつまらないじゃない?ああ、そういえばキミ名前何て言うの?僕は東雲蛇穴って言うんだ。よろしくね」

待って待って待って、東雲蛇穴ってとても聞いたことがあるんだけど…再び背筋が凍ってしまったのだけど。
彼の顔を見たら東雲蛇穴だって納得は出来るけど、それが今私の目の前に居るって事が信じられない。

彼は有名人だ。彼は顔こそは公開されては居ないものの名前だけはよくテレビに出されている。
顔を出さない芸能人か?それともコメンテーターか?全然ジャンルが違う。




「ああ…東雲さんですか…」

「あは、僕の事知ってくれてる?あー確かに今テレビで凄いもんねぇ。僕人気者だ、嬉しい」

こうやって喜ぶ限り、相当な精神異常者なのかもしれない。かもではなく、精神異常者だろう。



「えーとね、昨日は5人殺した!一昨日より少なかったよね?でも、まあ目が綺麗な人あんまり居なかったからさー今日は何人居るかな?キミ当ててみてよ。そしたらそのコレクション特別にキミに見せてあげるからさ」


ほら、異常者だろう?

こんなに嬉々と平然で人を殺したと言えるなんて異常の他ない。しかも目だ。
コイツ、東雲蛇穴は連続殺人犯。俗にいう、殺人鬼だ。よく厨二病を患わってる患者は殺人鬼ってイケメンでかっこいいじゃん!だなんて寝ぼけた事をほざくが、このコイツの目を、笑った顔を見てそう思えるだろうか。無理だ、怖いだけだろうこんなの。

彼は毎日のように人を殺している。人を殺す快感というよりも人間の目に魅力を感じる相当な変態らしい。
一昨日は14人殺され、昨日は5人、今日は…なんて連続すぎる殺人をしていても未だに捕まっていないある意味天才の殺人鬼。どうやって逃れてきたかはわからないが、何度も警察を掻い潜ってきた奴だ。相当頭はキレるんだろう。

こんな奴に本名を教えてみろ、ここで死ななくともいつか死ぬ。





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