(津サイ+臨)
※津軽とサイケは外見6、7歳くらい。
普段とは違うお洋服。
それに着替えて向かうのは、ここにいない大好きな人のところ。
「うん、可愛いよサイケ。狩沢に後でお礼言わないとなぁ。」
着せてくれたのは背中に羽が付いた真っ白いお洋服。
それに短いズボンと長靴みたいな靴、最後に頭に輪っかを乗せてもらった。
「じゃあ津軽も着替えようか。」
ポンポン、と輪っかがずれないように頭を撫でると次は津軽のお着替え。
「つがるは、真っ黒だね。」
自分が着せてもらったのとは正反対の黒いお洋服に黒い羽、あと頭にはちょっと尖ったツノ。
「津軽は悪魔で、サイケは天使みたいだよ。対で作ったんだって。」
「おれとサイケは逆?」
「うーん…逆とはちょっと違うような気がするけど…まあ、似たようなものかな。」
困ったように眉を下げ笑いながらの答えにオレと津軽も首を傾げる。
「とりあえず…この格好じゃタクシーも何だし、運び屋にでも頼むか…。」
カチカチと携帯を打ち込みパチン、とそれを閉じるとオレンジ色のかぼちゃの形をした小さなカゴをオレと津軽に渡す。
「二人とも、セルティやシズちゃんに会ったらTrick or Treatって言うんだよ。そしたらこのカゴにお菓子を入れてくれるから。」
コクン、と津軽と一緒に頷くといい子だね。と褒めてくれた。
「さて、と。じゃあ俺も着替えてくるから大人しく待ってるんだよ。」
着替えに出て行ったイザヤを見送ると真っ黒になった津軽に向き合う。
「サイケ、可愛い。真っ白で天使みたいだ。」
恥ずかしそうに笑いながら言う津軽の方が天使みたいなのに。
でも褒めてもらえたのが嬉しくて、ふにゃりとほっぺが緩む。
「ありがと、つがる。シズオも可愛いって言ってくれるかなぁ。」
「うん、きっと言ってくれる。」
「そしたらきっとお菓子いっぱいもらえるね、だってつがるも可愛いもん!」
「お待たせ、セルティも来たみたいだし行くよ。」
ガチャリ、と開いたドアから出てきたのは黒と白の服を着たイザヤ。オレと津軽の間みたい。
そんなイザヤの言葉に返事をして、カゴを持っていない手で津軽の手をぎゅっと握った。
「つがる、つがる、セルティに会ったらせーので言おうね!」
「うん、せーので言う。」
イザヤに促され開いた玄関の前にいたセルティに二人で一緒に
せーの、
『とりっくおあとりーと!』
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どうしてもサイケと津軽を出したかった結果。グダグダ。
狩沢さんもセルティも2人+1人の写メを興奮して撮りまくってたら良い。