呟。
メモリアル・キャンディ。
飴を食べて、「大切な記憶」が失われてしまった一週間。
【カッツェの場合】
セシリア嬢に顔と名前以外を忘れられてしまいました。
運の良いことに他の方にまで忘れられて支障が…という事はなかったので、セシリア嬢に専念しておりましたが(笑)
朝食の準備をしているのにいつまでたってもセシリア嬢が起きてこないので、寝室に起こしに行って、記憶障害に気づいた、という。
一番不安だったのは、セシリア嬢がいなくなってしまうこと。
それで、どこまで忘れているのかわからなかったので、とりあえず自分は警戒しなくて良い相手だ、というのは伝えたかった。
結果「僕はあなたと一緒に住むぐらい、親しくさせて頂いています」。
嘘はつかないけど、曲解させるような事はいう。頭が良いというか臆病というか。
カッツェは昔から同性も異性もイケる人でしたが、セシリア嬢はそういう訳ではないので。
夫婦だって話して受け入れられるかわからないし。ちょっと考えたい、と逃げられてしまう方が嫌だったようです。
なお、カッツェは自分が記憶をなくした時、「私はあなたの恋人です」って言う相手は信用ならない、と思ってしまうタイプですが。
ラファティはそうやって最初に親身に声をかけてくれた相手を鵜呑みにして信用するタイプです←
セシリア嬢の記憶喪失に動揺していたカッツェですが。
わがままだけど、ちゃんと何処へ行っても家に帰ってきて欲しい、とお願いして、受け入れて貰ったのが。おそらく最初の落ち着きポイント。
セシリア嬢が生きている。共に過ごす。それ以上に望む事などない。
そんなカッツェですので。このまま記憶が戻らなくても、変わらない気持ちのまま慕い続けていよう、と思っていました。
エターナルパレスで、好きって言われた時は、もう覚悟を決めていたので、思いがけない幸せに照れまくるという。レアな姿を晒しました(笑)
ミカ氏の記憶喪失を「変」って言い切るのはやりたかったので、最終日に連絡してロールを。
これはもう、キャンディをギャグ方向に使い切ってみようっていう(笑)
「貴方誰ですか（真顔）」っていうね。忘れてないのに。
最後、バイト姿の接客を受けた後、帰り道でひとしきり腹を抱えて笑ったというレアな姿があったとｋ←
セシリア嬢が記憶喪失になってなかったら、一緒にバイト先に買いに行くとかしたんでしょうけど←←
「ミカという方は私と貴方の友人で、普段は遊び人なんですけれど、なぜか今はバイトをしているんです」という、何が面白いか説明しないといけないのは難しいので言い広めなかったという。
今度会えたらからかいネタにすると思います←
【ラファティの場合】
魔法忘れると、ネタかぶりが…！と思ってしまって。「友達」を忘れました。
さて、忘れてどうなるのかなー。笑わなくなったりするのかなー、と思ったんですけど。意外に普通。
ただ、ちょっと、周りに対して距離を感じてたかな。ずっと一人で生きてきた、と思ったゆえ。
何も事件がなかったら、記憶がないのも気づかずにいただろう寂しい人←
ギル君に友達って言って貰えたのは、とてもとても嬉しかった事。
自分にも友達いたんだ！っていう感動。
それと、自分は友達というのを忘れてるらしい、という認識。
風邪も相俟って、ぐったりしつつ。部屋の中を調べてみたら、知らない手紙が出るわ出るわ。手帳も知らない内容が大半。
そう思ってみると、部屋の中は経緯を覚えていないものばっかり。
手紙があっても、その差出人がわからない。
しかし残り日数もあんまりないし、PLもそんなに出れそうにないので、風邪でぶっ倒させてたんですが。
ちょうど、直前のロルネタで「風邪ひいてないよなーって書いてた人誰だろう」ってなってるところでミカ氏から手紙がきまして。
木炭で「Who are you?」（意訳）書いたっていう。
ラファティは混乱の只中だったのでかなり変な手紙となりまして。
でも手紙を返す方法がわからなくて郵便公社で出すっていう。
樽猫で会って送って貰った後、風邪で沈んでいたと思われます。
きっと飴を舐めて記憶が戻った時は、家で泣いたんじゃないだろうか。
嬉しいことも苦しいことも悲しいこともいっぱい思い出して。
そのいっぱいの上に、自分が生きてきたのだとも再認識して。
記憶を失った期間を経て。
ラファティが得たのは「友達はいないと寂しい。悲しい。辛い。でも、友達がいなくても、生きていた」。
人との繋がりと承認を求めて生きていたような子だったので。
それがなくても、意外と死なないっていうのが。
自分への落胆と、自信になったもよう。
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