※ルークとテッドとリツ
※ルークが何かやらかしたようです
※ルーク→ルコ注意
「別にその行動自体を責めるつもりはない。野郎だし――というかお前だし」
「ああ……ってちょっと待てそれどういう意味だ」
「万年発情期の馬鹿犬に我慢を強いる趣味はないという意味だが？」
「流石に酷くねぇかクソ眼鏡」
「ともかくだ、不可抗力だということはよくわかる」
「（話逸らしやがって……）おう、なら何で俺は今説教食らってんだよ」
「（溜息）……お前は実に馬鹿だな」
「またそれかよ……」
「判ってないなら言ってやろうか？ 何故お前が今説教されているか」
「あー……いや、それは」
「はいはーい、ボク言えるよ！ ついさっきルークがソファで居眠りしてるルコに覆いかぶさって」
「だぁぁぁぁ！ 言うんじゃねぇよリツ！」
「だって本当のことじゃない。それにボクが第一発見者だから、ぜーんぶ言えるよ？」
「言わなくていいぞリツ。で、ルコは？」
「モモが部屋まで運んでったよ。ぐっすり寝てたからこの事件も気づいてないんじゃない？」
「そうか、解った。お前はミコの相手でもしておいてくれ」
「なにおじさん、仲間外れにするつもり？」
「誰がおじさんだ誰が。こっちにも事情があるんだよ」
「ふーん……ま、いいけど。ミコー、本読んであげるー」
「良かった……」
「何が『良かった』だ馬鹿犬。見つけたのがリツだったからまだよかったものの、これがミコだったらどう言い訳するんだ？」
「あーあー、判ってるっつーの！ ……つまりお子様達を変に刺激すんなってことだろ？ リツならいいって理屈もどうかと思うけどよ」
「そういう事だ。……盛るなら時と場所を選べ」
「お前、もうちょっと言い方とか……時と場所選んだらナニしてもいいのかよ」
「少なくとも迷惑さえかけなければな」
「何で断言出来んだよ」
「俺は誰にも文句言われた事がないからな」
「……爆発しろー、っつーの……」