助けて、と聞こえた気がした

髑髏(しゃれこうべ)が嗤った
(骸骨も泣いた)

夕陽が入り込んだ廊下

教室の隅の黒いモノ

何もナイ二ツの空洞がこちらを見ていた

ナイものちょーだい

崩れた社の片隅に

カラカラとナニカが嗤った

這いずり回る彼女は

圏外の電話が鳴り出した






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