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捕まえた


「おい」

「はっ…はい!」

イエーガー副長官が姿を消したから
あの三人と接触できる人が消えたわけで

あの三人と関わりたいと思う人がいるわけでもなく
誰がイエーガー副長官の代わりをするのか悩んだ

そしたらプラシド様が一人、御指名されました。
この私を。

いやいやいやいやなんで私!?なんで私なの!?

嫌だよ怖いよ殺されそうだよ!!
イエーガー副長官が姿を消した理由もわかるよ!

まあ私に拒否権はないので秘書のようなものをやらされるはめに…

毎日ビクビクしながら仕事をしてる



「あの…」

おい って言われただけだけど
プラシド様に呼ばれた

私のことをじっと見ているだけで何も言わない

私…何かしたかな…

「なまえ、」

「なんでしょうか…」

「逃げようと考えたりするなよ」

「えっ…?」

ああ、そうか
私がビクビクしてるからイエーガー副長官みたいに逃げるんじゃないかって心配してるのかな?
なんだ人らしいとこもある…

「逃げても無駄だ。なまえは逃がさない」

なんだか大変なことになったかもしれない。
なんでこの人に目をつけられてしまったんだろう



捕まえた








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