小説 | ナノ


不健康状態にて恋愛上昇


頭が痛くなるような感覚でくらくらとする

千鳥足で不安定に歩けば誰かに支えられた

「大丈夫?」

「あはは大丈夫!ありがとう」

体を支えたバンは
なまえの返事に不満足な顔をみせた

「…」

「じゃあ私、次は体育だから」

そう言われてもバンは体を離さなかった

「バン?」

「…駄目だ、保健室に行こう」

「え?」

「保健室、行こう」

優しく言うと手を引いて保健室へと向かう

「バン…?」

「なまえが辛そうなの俺見てられないから」

「私は大丈夫だよ」

「大丈夫じゃないから」

ふらつくなまえをまた支えて歩きだす

「でも…」

「おとなしく保健室に行こう、な?」

「…うん」

その光景を見ていたカズヤとアミは笑って言った

「あんなことしてるからバカップルなんて言われるんだよなー」

「付き合うのも時間の問題ね」



不健康状態にて恋愛上昇








×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -