気付けや恋心
ゆったりとしたペースで
いつものように登校する
十分に早いこの時間に登校すると
前からサッカー部のランニング姿がやって来る
その中には彼も
「なまえ!」
「おはよう」
サッカーの人々が次々に挨拶をして
なまえも挨拶を返す
その挨拶の中でもなまえに会えた喜びに満ちた挨拶をするのが綱海
彼は最近、大海原中のサッカー部に入った
あの宇宙人事件や世界にも出場した選手だ
「今日も頑張ってね」
「おう!試合には見に来いよ!」
「うん」
それだけ話してランニングに戻る彼
その姿を見てなまえも学校へと向かった
話す数はとても多いとは言えないが
二人はお互いが何かで繋がっているのを感じていた
ただし何か、を理解してはいない
今日は彼の所にいこうかな、
今日は彼女の所にいくか、
心の中でお互いにお互いの場所を行くことを決めて
少し笑った
二人が 何か を理解するのは近い
気付けや恋心