「なぁヒカリ〜、まだ見るのか?」

「見ーまーす〜!!だってデパート何て滅多に来ないんだもの!!たまにはゆっくり見て買い物したいじゃない!!?」

きゃーコレ可愛い、などと歓喜の声を上げながら商品を一つずつ手に取って眼を輝かせるヒカリを見ながら、サトシははぁ、とため息をついた。

ここは、旅の途中に立ち寄ったとある町のデパート。

食料などをそろそろ補給したいと言うタケシに同意してポケモンセンターにモンスターボール(ピカチュウやポッチャマも一緒に)を預けてから三人で出掛けたのだ。

だが、デパートに着いた途端。
「私も実は買いたい物があって♪」
と言い出したヒカリは、タケシの了解を得て嬉しそうにその場を離れて行った。

軽快な足どりで長い髪を左右に揺らしながら去って行くヒカリの後ろ姿を楽しそうだなぁ〜、と思いながら視線を向けていたサトシの気持ちを察したのか、「サトシもどこか行ったてみたらどうだ?」とタケシは声を掛け、サトシもついつい頷いてしまった。

もしもこの時、タケシの提案に同意せず一緒に買い物に付き添っていればどんなに楽だったろうか、とサトシは思う。

サトシ自身得に見たい物はなかった為、あの後結果的にヒカリの後ろに着いて歩く形になり、いつの間にか両手にはデパート内にある店の買い物袋を二つぶら下げている。
断じてサトシ自身の買い物ではない、断じて。

袋の隙間から覗いて見えたのは雑誌やモンスターボールを装飾するシール類。もう片方の紙袋からは布地のような物が見えた。

「はいサトシ、これもお願い♪」

「えっ!?またかよ〜!!オレそろそろタケシの所に戻りたいんだけど…」

「あっ、そうね。タケシも沢山荷物があるはずだし…私はもうちょっとだけ見たい物があるから後でまた合流しましょ!!!」

「っ!!よし、じゃあ一階の食料売り場に集合な!?」

「うん!!分かった」

お互い軽く手を振って別れたが、ヒカリの姿が再び店内に入るのを確認したサトシは、よっし…これでもう荷物持ちしなくて済むぜ、とガッツポーズを決めていた。

先程よりも荷物は増えて重みは増したが、荷物持ちから解放されたサトシの気持ちは軽かった。


「さてと、これからどーしようかなぁ…この荷物持ったまますぐにタケシと合流して歩き回るのも大変だしなぁ…」

(下手すればヒカリの荷物に加えてタケシの荷物持ちを…)

最悪なシチュエーションを思い浮かべたサトシはぶんぶんとクビを振った。

「とにかく、今はどこかゆっくり座れる場所ないかなぁ…デパートの中って結構騒がしいからなぁ〜」

あれやこれやと思案しながら、取り合えず近くにあったエレベーターを見つけ、デパート案内に書かれた各階の特徴を読み上げる。

「今いるのが3階かぁ… 5階がレストラン、腹減ったなぁ〜、昼飯まだだったもんな。あっ、7階って屋上なのか…よし、決めた!!」

サトシが目の前にあるエレベーターの「↑」ボタンを軽く押すと、3列に並んだ残り2台のエレベーターのボタンにも同時に光が灯った。

「オレ、何かカッコイイかも」

何がどう格好良いのか、エレベーターの仕組みに感動したサトシは何故か優越感に浸っていた。

待ち時間中、特に誰もエレベーター付近には寄って来ず、「カン」とエレベーター独特の到着音が鳴った。

扉が開くと、中からヒカリと同じくらい(サトシも同様の年代だが)の女の子三人組が中を空にして出て来た。

その三人と入れ代わる様にサトシは意気揚々と中に乗り込む。

今利用しているのは自分だけだ、とまたまた優越感に浸ったサトシは軽快に「閉」ボタンを押した。

「えっと、7階…」

誰もいないのを良い事に、遠慮なく手に持っていた荷物をドサッとエレベーターの隅に置く。
階数ボタンを押して任務完了、とばかりにサトシは肩の力を落とした。

ガタン、と音を立ててエレベーターはスムーズに上へ登って行く。

「へへっ、一人で貸し切りって感じで良いな〜。楽ちん楽ちん♪上の階まで歩くのは大変だけどエレベーターは目ぇ摘むってても勝手に動くから便利だよな!!!」

目を摘りながら軽く揺れる振動に身を任せる。

(そういえば小さい頃ママと一緒にタマムシのデパートに出掛けた事あったよなぁ〜、あのデパートのエレベーターには案内役の女の人が乗ってたっけ…)

「7階、屋上でございま〜す。なんちゃってな(笑)」


「…残念、ここは5階だよ。」

「……へ?」

「相変わらずバカな事してるねサァ〜トシくん、僕じゃなかったら絶対ツッコミ入れられないよ」

「げーっ!!と、扉開いてる!!いつの間に…ってか何でシゲルがここに!?い、今の聞いてたのかよ!!!」

「エスカレーターの扉が開いた途端、目を摘むってバカみたいにエレベーターガールしてたのは何処の誰だい?ツッコミ所が多すぎて笑うタイミング逃しちゃったじゃないか」

「ぎ、ぎゃ〜っ!!恥ずかしっ…ゆ、言うなよ!?誰にも言うなよ!?絶対言うなよ!?な、な!?」

「ああ、言わないとも。ところで君の連れ…タケシとヒカリは何処だい??今二人にと〜っても話したくてしょうがない事があるんだが」

「言う気満々じゃないか!!!!!」

サトシと言い合いをしながらも、気にしない様子でシゲルはエレベーターに乗り込む。目的地が同じなのか、シゲルは得に階数を指定せず扉を閉めた。

乗り込んできたシゲルの背中をバシバシとヤケクソの様に叩きながらサトシはバカ、アホ、研究オタクなどと罵声を浴びせる。

いい加減うるさく感じたシゲルはサトシに文句を言おうとした、その瞬間…ーっ。

「え!?なっ、何だ!?」

「停電、か…?」

ガターン、と大きな音がしたした途端、エレベーターが一瞬大きく揺れて動きを停止し、視界が真っ暗になった。

「嘘だろー!!!何で急に…故障か!?」

「…落雷のせいかもしれないな」

「ラクライ!?このデパートにはラクライが居るのか!?」

「ラクライじゃなくて落雷だ!!!この町では珍しくないらしい。だからこの町は電気タイプのポケモンにとっては住みやすい環境みたいでね、町人の中にはサンダーを見たって言う人もいるらしい」

「サ、サンダーも来るのか!?凄いな…でも雷ばっかりじゃこの町の人って危なくないのか?」

「ああ、落雷対策は問題ないそうだ。逆にその落雷対策に使っている避雷針を利用して電気を補ってこの町の人達は生活しているからね」

「へ〜、詳しいな」

「元々ここに生息している電気タイプのポケモンを研究しようと思って来てたからね…だけど」

「だけど?」

急に黙り込んだシゲルを不思議に思ってサトシは顔を覗き込んだが、停電のせいで表情をはっきり見る事は出来なかった。

「今日はどうやら珍しくデパートに繋がる電線の付近のに落ちたんだな、避雷針が設置された発電会社のビルがいくつもあるのに…」

「?それって何か困る事なのか?」

「君に分かりやすく簡単に言うと、今この町全体が停電してるんだ。つまり、こちらの発電自体が遅れるんだよ。おそらく優先されるのは病院やポケモンセンターの方だからね」

「えっ、じゃあオレ達しばらくこのままの状態なのか!?」

「そう言う事だね」

「そんなぁ〜…」

先程までの優越感はどこへやら。サトシは崩れるようにその場に座り込んだ。

「まぁ仕方ないよ、少しの間だけ辛抱だ。一人じゃないだけ有り難いと思うんだね」

「〜…っ」

「君一人だけでエレベーターに閉じ込められたんじゃ、さぞ寂しかっただろうね?」

「お前だってオレが乗ってなきゃ一人だっただろ!?お互い様だ!!!」

「僕は君みたいに寂しがりやじゃないからね、一人でも大丈夫だったさ」

「嘘つけ!!」

「本当だって」

「嘘だ!!」

「嘘じゃない」

しばらく同じやり取りを繰り返していた二人だったが、サトシが一方的に息切れしてきた所で話しは落ち着いた。

「はぁ…何をそんなに無期になってるんだ?」

「………」

沈黙がしばらく続いた。

サトシの表情も暗闇で解りづらかったが、明らかに不機嫌顔でふて腐れているに違いないとシゲルは思った。

そう言えば、どうでもいい事で昔はよく喧嘩してたなぁとシゲルは今までにあった事を思い出す。

今に比べて昔は数段口が悪かったシゲルは、よくサトシを笑いながらバカにしていた。
あの頃は、ただからかって楽しんでいただけでイジメているつもり何て一つもなかったのだが、今思えばアレは立派なイジメだったと思う。

(好きな子ほどわざとイジメたくなるものよね)

シゲルが昔担任の先生によく言われた言葉だ。

はじめは、何を言ってるんだこの先生は、と馬鹿にしていたが、今になってようやくその意味をシゲルは理解している。

昔の僕って本当にガキだったなぁ、と思うシゲルだったが、今でも彼は十分まだまだ子供である。


「オレばっか…」

「…ん?何だい?」

しばらく沈黙を続けていたサトシが急におずおずと小声で話し始めた。
話しを聞き逃さないようシゲルは耳を澄ます。

「お…オレばっかりお前が必要、なのか?少しくらい、その…オレを必要にしてくれたって、いいじゃないか…」

「…っ!!!?」

今度は違った意味でシゲルが沈黙する。

(ちょっ、え!?何、何なんだ!?いきなり何を言い出すんだコイツは!!!!)

思わず脳内が真っ白になったシゲル。
その沈黙に耐えられなかったのか、おい、話し聞いてるのか!?と先程よりもはっきりとした声でサトシはシゲルに話しかけた。

「あ、ああ…って言うか君、本当にサトシか?」

「はぁ?何馬鹿な事言ってるんだよ!!!オレはサトシ、マサラタウン出身のトレーナーで夢はポケモンマ「あ〜はいはい!!分かった分かった!!僕が悪かった」…」

「ただ、君がそんな可愛い事言うなんて思いもしなかったから」

「は!?か、可愛い!?
〜っ可愛いって言うなバカ!!変態!!」

「へ、変態って君…ん。いや、待てよ」

シゲルは、何か思い付いたとばかりにニヤリと笑った。
サトシも暗闇の中何か気配を感じ取ったのか、思わず少し後ずさる。

「よく考えたら、今ここには僕達二人だけだよね?停電してエレベーターのモニターは映らないし、扉も開かない」

「シ、シゲルくん?声が怖ぇよ。ってか近くない?」

じりじりとゆっくり近付いて来たシゲルにあっと言う間にエレベーター隅の壁まで追い詰められたサトシは逃げ場を無くす。

「言っとくけど、君から誘ったんだからね?僕はいつだって我慢して抑えてるのに…可愛い事言う君が悪い」

「は?ちょっ!!な、何でだよ!!!!訳分からっ…ん」

くいっと顎を上に引かれ、問答無用とばかりにサトシの口はシゲルに塞がれた。
いきなりの事に思考が上手く回転せず、取り合えずこの状態を回避しようと考えたサトシはシゲルの両肩を押し返した。
だが、逆に今度はシゲルに体重を掛けられる体勢となり、壁際に押し返される。
力が思うように入らず、そのままサトシの後頭部にはシゲルの左手が回され、逃げられない状態になる。

「ん…ふっ…」

サトシから抵抗される力が弱くなった事を良いことに、軽く開かれた口元にシゲルは舌先を滑り混ませた。

歯茎をなぞり、遠慮がちに奥へ引っ込もうとするサトシの舌を絡め取るようにして舐めながら、口内の味をシゲルは堪能する。

「んんっ…ふぁっん」


(何でサトシってこういう時だけ色気あるんだろ…)

キス自体で精一杯なサトシに対して、暗闇に慣れて来たシゲルはサトシの顔をうっすら見ながら何気なく思う。
普段明るく元気に笑っているサトシとは全く別のような存在に感じる。

このギャップもサトシの魅力の一つだな、などと思案していると、シゲルの胸をドンドンとサトシが叩き始めた。

(流石に長すぎたか)

シゲルは残念とばかりにリップノイズをわざとらしく響かせながらサトシの唇を解放した。

「っぷは!!!はぁ、はぁ…死ぬかと、思った」

「はぁ…雰囲気だいなしだね、もっと色気のある事言ってくれてもいいのに」

「ウルサイ!!!息が出来なくてこっちは大変だったんだぞ!!それに苦かった!!!!」

「?ああ、さっきコーヒーを飲んだばかりだったからね」

「コーヒー?そう言えばお前5階から乗ってきたよな!?オレはまだ昼飯すら食べてないって言うのにぃ〜っ!!!!」

5階にはレストランがあった事を思い出し、サトシは腹立たしく思いながら正面からシゲルを睨みつける。
だが、キスの名残で潤みきった瞳では威力半減…シゲルに対して特に何の効果も果たさなかった。

「そうか…だから今日は色気二割増だったのか」

「は?さっきまで色気がないって言ってたクセに何言ってるんだか」

「いや、キス中の君はとっても色気があるよ?
ただ、空腹時の時の君にキスすると普段の倍は色気が増すんだよ。ああ、勿論情事に及ぶ時も「そんな事まで言わなくていい!!!」…ほうか、ほれは残念」

ぐいっとサトシに片方の頬を思いっきりつねられたシゲルはそのまま答えた。
これ以上話しを続けない事を確認したサトシは、頬からぱっと手を離す。

「痛ッ〜、恥ずかしがらなくってもいいのに」

「〜っうるさい!!!」

完全に不機嫌になったサトシは背を向けて床に座り直し、シゲルもやれやれといった表情でサトシとは反対向きに座り込んだ。


その後、沈黙や痴話喧嘩を何度か繰り返した末、ようやく電気が復興し、二人はエレベーターから解放された。

デパートの責任者から深々と謝罪を受け、一通りの事が落ち着いた所でサトシとシゲルはほっとした表情で肩を下ろした。

「く〜っ!!やっぱり外はいいな!!エレベーターに閉じ込められるなんてもう懲り懲りだぜ!!!!」

背筋をぐん、と伸ばしながらサトシは体のあちこちを回す。

「ふ〜ん、僕はサトシとならまた閉じ込められてもいいけどね?」

「〜っお前…」

そのの言葉に飽きれながらも、顔を真っ赤に染めたサトシを見てシゲルは思わず苦笑する。

「そういえばサトシ、デパートには一人で来てたのか?」

「うわっ、ヤバイ!!タケシとヒカリも一緒だったんだよーっ!!二人とも捜してるだろうからオレそろそろ行くな!?」

「ああ…あっ。サトシ、ちょっと待った!!」

「うわっとっと…何だよ急に!?」

走り出そうとした途端、急に声を賭けられたせいでサトシは前のめりになりながらも何とか体勢を立て直した。

「あの時の話なんだけどさ…」

「あの時?」

何の事だ?と理解出来ていない表情を見たシゲルは、サトシの腕を軽く自分の方へ向けて引っ張り、耳元でそっと何事か呟いた。


「〜…そんな事いちいち言わなくてもいいのに」

顔だけでなく、耳まで赤くしたサトシは悪態をつく。

「いいじゃないか別に。第一、君が聞いてきた事じゃないか」

「あ〜も〜!!!分かったよ!!これで用は済んだよな!?じゃっ!!」

もう耐えられない、とばかりにサトシは猛ダッシュでその場を走り去って行った。


◇◇◇

「お〜い!!ヒカリ〜、タケシ〜!!」

「サトシ!?良かった、無事だったんだな!!!」

「心配してたのよ〜!?いきなり停電するしタケシと合流したらサトシはまだ来てないって言うし…今まで何処にいたの!?」

「悪い悪い、下の階に降りようと思ったら間違って上のエレベーターに乗っちゃってさ…そのまま停電しちゃって」

「えっ!?じゃあずっとエレベーターの中にいたの!?」

「ケガはしなかったか?」

「あ、ああ!!平気だぜ!?お店の人には凄く謝られてさ…あ、コレお詫びだって言うから貰った」

「え?何かしら…」

「木の実の詰め合わせだってさ、ヒカリにやるよ」

「え!?良いの!?」

「ああ!!コンテストも近いし、ポフィンが作れるだろ?」

サトシから強引に箱を差し出されたヒカリは喜んで受け取った。

「ありがとうサトシ〜!!!次こそ絶対リボンGetしてみせるわ!!!」

「おう!!その意気だぜ」

「そういえばサトシ、見間違えかもしれないがさっきシゲルと一緒じゃなかったか?」

「あ、そうそう。私も気になってたの!!」

「…っ!!あ、ああ。さっきまでな!!用があるって言うから別れたけど」

「ふ〜ん…あれ、もしかして二人でエレベーターに乗ってたの?」

その言葉にギクッと体を震わせたサトシを見たタケシは、はは〜ん、何かあったんだな、と解釈した。

知ってる人と一緒だったなら少しは安心よねぇ〜、と軽く笑いながら話し掛けるヒカリにサトシはただただ頷く事だけで精一杯だった。

ポケモンセンターへの帰りの道のりになっても、先程のシゲルの言葉がサトシの脳内を刺激して耳元で囁かれた吐息までリアルに蘇らせる。

“僕にだって君が必要だよ、サトシ”

(恥ずかしい事ばっかり言いやがって〜っ!!!!)

シゲルと別れた後も心の中で悪態ばかりつくサトシだったが、その表情はどこか幸せそうだった。





(オレも、お前とならまた閉じ込められてもいいかも。
な〜んて、本人には絶対に言ってやらない)





あとがき....
やっと完成しました20000hitリク!!
リクエストして下さったメカ様、お待たせしましたーっ!!!
リクエスト内容がドキドキで甘々という事だったので、今までにない作品に仕上がりました(え)
ドキドキ+甘々=ディープキスか!?とそれしか思いつけなかった管理人をどうか許してください。

そもそも甘い作品が当サイトにはあまりないんですよね(汗)
大体ほのぼの中心でスパイスの種類が少ないんです。
なので、今回は思い切っていつもとは違う雰囲気の物を書こう!!そう思って意気込んでみたんですが…どうでしたか?←聞くな

初Deepだったので管理人も途中から訳が分からなくなって…もうムチャクチャでした(オイ)
※尚、この小説はメカ様のみお持ち帰り可ですvv


メカ様へ...
大変長らくお待たせ致しました!!!
リクエストに答え切れているかかなり不安ですが…この駄文、どうぞお受け取りください!!!(愛はかなりこもってますので!!!)
これからも良ければ遊びに来てくださいね☆
ではでは!!!
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -