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 放課後の教室で

みんながそれぞれの部活に行く放課後
私は教室で日誌を書いていた


「真琴くん、泳いでる」


教室から水泳部が泳いでるのを見れる
日誌を書く手も止まり、ただ好きな人を見ていた



「あれ?名前まだ日誌終わってないの?」
「うん、…部活、見てたから」

いつの間にか部活終わりの時間になっていた

「真琴くんはどうして教室に?」
「名前が見えたから」
「私?」
「ずっと俺たちの練習見てたでしょ?」
「…気付いてたの?」

クスッと笑う真琴くん


「あのさ、…名前のこと好きだ」
「…え、うそ」
「だから今がチャンスかなって」
「あ、あのね、わ、私も好き…真琴くんのこと」


これが、私の最初の恋で、最後の恋


「一緒に帰ろうか」
「うん」


今日の放課後は絶対に忘れない



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