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旧サイトにて公開していた唯一の拍手お礼文です。もちろん承花前提。
徐倫、FF、エルメェス兄貴の三人と誰かの会話文。










徐倫「エート、なになに?…『お悩み相談室』ゥ?」
エルメェス「なんだそりゃ、懺悔室みたいなもんか?んなこたプッチにでもさせりゃーいいだろーがよ」
徐倫「同感だわ」
FF「えーっいいじゃん、やろーぜーっ、面白そうじゃん!」
エルメェス「あんた居たの」
FF「あっ、そういうこと言う?そういうこと言っちゃうの?」

??『…あのー…』

徐倫「、…」
エルメェス「?オイ、誰だ?」
徐倫「どうやら、最初の相談者ってやつのようね」
FF「らっしゃい!!」
エルメェス「それ違わねえか」
徐倫「やれやれだわ…」





女子房相談室




??『すいません、聞いてくれますか?』
兄貴「40秒で終わらせな!」
徐倫「手短に頼むわ」
FF「なんだコイツ、変な声」
兄貴「バッカ、これは声変えてあんの。プライバシー保護ってやつだ」
FF「必要あるの?」
徐倫「さっさと話してちょうだい、こっちは無視していいから」
??『はあ、…えと、じゃあ、その…実はいま、好きなひとがいt』
兄貴「おーしキャッチボールすんぞーFF」
FF「なんで?」
徐倫「あー、あー、いーよいーよ、聞くだけ聞いてあげる」
??『ありがとう』
徐倫「片想いなわけ?」
??『はい』
徐倫「なら話は簡単、相手の男呼び出して足開けばいいの。オーケイ?じゃあ話は終わりよ、バイ」
??『ええぇっ』
兄貴「手を差し伸べるふりして突き落としたな…」
FF「徐倫、怒ってるのか?」
兄貴「欲求不満なんだろ」
徐倫「ぶっとばすわよエルメェス」
??『あ、あのっ…もうちょっと聞いてほしいんだけど…』
徐倫「なに、まだいたの」
??『えと…ぼく、そういうことはちょっとできそうにないっていうか…』
FF「…『ぼく』?」
兄貴「てめー、オスかっ?!」
??『お、オス!?』
徐倫「欲求不満はアンタねエルメェス。…あんた、男だったの」
??『あ、ええ。本当に、こっちは見えてないんですね』
徐倫「って…、これ、マジックミラーなわけ!?」
??『ええ。ぼくからは貴女たち三人がちゃんと見えてますよ』
兄貴「何ぃい〜?いい気しねえなぁ」
??『すいません』
兄貴「別にあんたが謝ることじゃないよ」
徐倫「プッチぶっとばす」
兄貴「右ストレートでぶっとばす」
FF「まっすぐ行ってぶっとばす」
??『…うん、やっぱり、似てるかも』
兄貴「ん?」
??『真ん中の貴女、…ぼくの好きなひとに、似てる』
徐倫「…」
兄貴「…」
FF「…」
徐倫「…それ、あたしを口説いてんの?」
??『ええっ!?ち、違います!ほんとうに、純粋に、似てるって思っただけで!』
徐倫「チッ」
兄貴「でもよぉー徐倫に似た女なんて、ソイツちゃんとカタギなわけ?」
徐倫「おい」
??『…あ、えっと…』
FF「あ、やっぱ問題アリなんだ!」
兄貴「やめとけやめとけ」
徐倫「ぅおい」
??『や、あの…そういうわけじゃないんだけど…あ、でも不良か』
徐倫「モシモーシ、それどういう意味ー」
??『あ、すいません。えと、ぼくが言いたいのは、つまり…』
FF「つまり?」
??『その…、貴女に似た、…男性、なんです』
徐倫「…」
兄貴「…」
FF「ホモ!?」
??『う、』
徐倫「バカ」
FF「いてっ」
兄貴「なるほど…そりゃ悩みの多いこった」
??『…ただでさえ、性別のハンデがあるっていうのに、彼はやけにモテるんです…漫画みたいに取り巻き連れて歩いちゃって、でも硬派な彼はそれに鼻の下伸ばしたりはしないから、またそれで人気が…』
徐倫「今時いるのね、そんな奴」
兄貴「イケメン?なあそいつイケメン?」
??『…うん、すごく……かっこいいです……』
兄貴「判った、おまえネコだな」
徐倫「ブッ」
??「ブッ」
FF「キタネッ!何?なんなの?」
徐倫「…アンタは知らなくていいの」
FF「ええー」
徐倫「話を戻すわ。で、アンタはどうしたいの?」
??『え?どう、って…』
徐倫「あきらめるの?それともオトすの?」
??『…!』
兄貴「まあ、まずそこんとこの確認だよね」
FF「え、そこの相談なのか?てっきりコイビトになりたいのかと…」
兄貴「でも多分、迷ってんだろ、こいつは」
徐倫「はっきりさせなよ」
??『…ぼくは、女の子みたいに小さくもないし、可愛くもないし…でも、何度忘れようとしても、駄目だった…』
FF「じゃあ当たって砕けてみなよー。何もしないのって、面白くないじゃん」
兄貴「どうせそんな気持ち抱えてたらさあ、オトモダチは無理だろ。告っとけって」
徐倫「こっちの意見は決まりね。あんたは?」
??『…たぶんぼくは、誰かに背中を押して欲しかった、のかな…』
兄貴「…決まりだな」
FF「がんばれ!」
??『…ありがとう、三人とも』
徐倫「今度連れてきなさいよ、あたしそっくりっていうイケメン面を拝んでやるわ」
??『え、でもこっちは見えないんじゃ…』
徐倫「たかだかガラス一枚じゃない、なんなら今すぐアンタの顔見てやってもいいわよ」
??『…ふふ、そういうとこもそっくりだ。でも今日は遠慮しておくよ。…次、彼とふたりでここに来るから、その時にね』
FF「ひゅーひゅー!」
兄貴「気が早ぇな」
徐倫「…」




+ + +


FF「行っちゃったねー」
徐倫「…さて、プッチの野郎に今日はもう終わりよって伝えに行くか!(拳で)」
エルメェス「ってことはさ、コレ続けんの?」
徐倫「まあね。面白いじゃない」
FF「やったァー!!なあ、次はいつ??明日??」
徐倫「『迷える子羊が来た時』よ」
FF「それいつー?」
エルメェス「キャッチボールしてたらすぐだよ」
FF「マジで!じゃあすぐ始めよう!」
徐倫「…やれやれだわ」











(2010/02/20)
(2011/04/01)
シリーズ化する予定だった…


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