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水谷と栄口で会話文です。




「雨だねえ、さかえぐちぃ」
「そうだねー」
「グラウンド使えないねえ、さかえぐちぃ」
「そうだね、廊下で筋トレかな」
「えー、やーだー…あ、さかえぐち、今日俺とストレッチのペア組もうよ」
「おー、いいよー」
「やったー」
「…」
「…」
「…」
「…俺気付いたんだけどねえ、さかえぐちぃ」
「なんだい水谷」
「俺さかえぐちの名前呼ぶの好きみたいだよ、さかえぐちぃ」
「…へー…」
「…」
「…」
「…」
「…水谷」
「ん?」
「ごめんなさい…こんなとき、どんな顔すればいいか、わからないの」
「笑えばいいと思うよ!」
「ところで」
「はい」
「俺も気付いたんだけどね」
「なあに?」
「俺も好きみたい。水谷」
「え」
「…に、名前を呼ばれるの」
「…おお」
「なにヘンな顔してるの」
「こんなとき、どんな顔すればいいのか」
「それはもういいよ」
「…さかえぐちぃ」
「なんだい水谷」
「俺達、両想いってことですねえ」
「んー…それは違いますねえ」
「えー!」
「…あべぇ、いずみぃ、みはしぃ、」
「…何それ」
「おまえの真似」
「ええ!?俺そんなんじゃないよっ!」
「たぁじまぁ、すやまぁ、にしひろぉ、おきぃ、はないぃい〜〜…あ、」
「?」
「おまえ、しのーか呼ぶときは心なしか男前ぶってない?」
「はいぃ!?」
「いや、まあいいや。とにかく、俺はお前の名前の呼び方が好きなの」
「…はい」
「でもお前は、俺の名前を呼ぶのが、好きなだけだろ?だから両想いなんかじゃねーよ」
「……、そっか」
「わかったか」
「じゃあ、さかえぐちの片想いだ!」
「はっ!?」
「さかえぐちが俺に片想いー!」
「おおい!誤解を招く言い方すんな!」
「大丈夫!俺もさかえぐち好きだよ!」
「そういう話だっけ?!」
「あ、予鈴」
「やばっ、次移動教室だった!じゃあな水谷、阿部花井も、また放課後な!」
「…おー」
「…おう」
「まったねぇ、さかえぐちぃ〜」



「…おまえらうっぜぇ…」
「花井、今日の階段往復、こいつらだけ二倍にしねえ?」
「なんでえええ?!」





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