始まりはほんの少しの寂しさ
私は狭いよ
美しいのは見た目ばかり
昔はもっと賑やかだった
私の獣
この心臓は生かされている
本能は眠らない
弛む頬に叱咤
お前を選んでやったのは
捨ててもいいよ
どうしようもない私を愛してくれた

「きっとこれを最後にするから、お願いだからどうか」

最期/鼻腔を霞めるあの香り
彼女は結局独りだったのか

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