始まりはほんの少しの同情
紅というには鈍った誓い
悲鳴に耳を塞ぐこと
それでも美しいと想った
繊細で傲慢な貴方
心臓は君の為
愚かな貴方は神々しい
脳は職務を放棄する
垂れる頭は貴方にだけ
聞き分けのいいのは卒業します
結局は私の為でもあったのでしょう

「我が儘など今更でしょうに、貴方は本当にどうしようもない」

最期/鼻腔を霞めるあの香り
彼にはきっと××だった

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