飽き反芻

飽き反芻_オポチュニスト | ナノ
オポチュニスト



▼ 


今日で入学してから1ヶ月たった

私は時々ルクレティアに内緒でアブラクサスとお茶会をしたり
図書室で談話したりするが
アブラクサスはあまりリドルと行動してないようで
リドルと会うのは朝と晩の食事の時にルクレティアの従弟と一緒に
ルクレティアに喋りかけてくるときぐらいだ
晩はアブラクサスもいるときがあるけど



「午後は魔法薬学ね」


「あぁ、いやぁ・・・・・」


「ミシアって変よね、薬学はできるのに魔法薬学が出来ないなんて」



今は昼食を終えて
教科書を寮に取りに来ている

私は魔法薬学の教科書を手に取りため息をついた
魔法薬学は好きなのだがどうも上手くいかない
手が付けられないほど悪いっというわけではない
並みくらいなのだけど
他の教科はかなり良いため
魔法薬学がとても悪く思える



「ほらほら、座ってないで行くわよ」


「うん、」



私達は魔法薬学の教室にむかうために寮を出た

私の横を歩くルクレティアは上機嫌だ
ルクレティアは私と逆で、どの教科よりも魔法薬学が上手い



「あ、」



教室に行くと何時もより遅かったせいか
普段座っていた所がすでに座られていた



「真ん中しか空いてないね」


「仕方ないわ」



私達は仕方なく
真ん中の席に行ったが



「ミシア、珍しいですね。何時も窓際に座っているのに」


「アブラクサス・・・・」



真ん中にはアブラクサスとリドル、ルクレティアの従弟が仲良く座っている

ルクレチィアはとても嫌そうな顔をしながら
二人座れるスペースに座り
私とアブラクサスの間に入った



「ルクレティア、嫌なら代「いいわ、ここで」・・・・・そう」



何だか
凄く居心地の悪い空気がながれる

アブラクサスはアブラクサスで
リドルやルクレティアの従弟に
私達の事を聞かれている

私はルクレティアと友達だし
リドルとルクレティアの従弟とは食事の時に顔を合わせるが
喋った事はない

ルクレティアはリドルを避けているし
そんなに長く一緒にいないので
アブラクサスと私が名前で呼び合ってるのを不思議に思ったのだろう


「俺、アルフォードよろしく!」


「ミシア、返事しなくていいわ」



ルクレティアの従弟のアルフォード君に
よろしくっと言おうとしたら、ルクレティアが小声でそう言ってきた




「よろしく、僕はトム・リドル、トムって呼んでね」



ルクレティアごしに見える
え、笑顔が眩しいです
リドル様ぁ!!!(鼻血

あぁ、これが液晶ごしなら
もっと萌えるのにぃ〜



「よろしく」



とりあえず、返事をしないのは
どうかとおもい
ちっさい声で言うと
リドル様はさらに綺麗な作り笑顔を見せてくれました

うん、もう死ねるよ


ルクレティアの睨みで・・・・(汗




prev / next

[ back to top ]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -