ごちゃ混ぜ:301-350(prev | next)

▼301-310
氷の涙
掠れて届く、風の声
突き刺す水の冷たさも
雨と言う名の無情
今宵、月の簪を貴方に
青い世界と白い世界
風の踊り子
夜明けと月のセレモニー
嗚呼、本日モ雨天ナリ
瞼の裏の小宇宙

▼311-320
切り刻んだ紙切れと黒い空
色のない光
雨の流れ堕ちた痕
雪に埋もれて 全てが消えたら、
朽ちた想いは風に乗せ
太陽は一人ぼっち(僕は誰かを照らすだけ)
白詰草は靡かない
水の一滴くらい構わない
黄金の雲に、灯る心
紅玉の陽

▼321-330
全てを統率する光
モノクロームスター
貴方の終わりを祈ります
その笑い方、止めて
だって一人なんて嫌じゃない(だから貴方を巻き添えにするの)
ひゅるり、と風に煽られる脳
虚無感とデジャヴュ、嵐のように眩暈となって
地に足を付けていられたあの頃
引力がこんなにも愛おしい
風に撃たれた心はもう亡い

▼331-340
堕ちる僕と逆さまの悪意
変わり果てた貴女
運命対人間
「愛」と言う感情の消滅
僕が必要なのは寧ろ君の方だよね
愛のmurder
僕が君を嫌いだなんて真実じゃない
個人とその周囲における不幸の連鎖
君の手で創られた想いと僕
僕が世界の中心だなんて馬鹿げたことは大概にして

▼341-350
世界が君の中心ならば、世界の一部である僕は君に愛されるべきだろう?
深い闇に塗れても、貴方は私を
色のない少女
ただそれだけが、途方もない事実
愛しているとは限らない
花より生まれ出(いづ)るは
貴方、本当はだぁれ?(存在を疑う彼女の瞳)
笑ってたらそれは“幸せ”?
消えて消えてそうしてどっかへ行っちゃって
毒林檎にさようなら

※murder(マーダー)…殺人

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