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うあー…授業眠ー…。
うつらうつらとしながら、それでも起きていようと必死に目をかっ開く。けれど、先生の声は次第に遠退いていった。
ふと、肩をとん、と叩かれた。
ハッと目を覚まして(いつの間にか寝ていたようだ)、ちらっと背後を振り返ると、時代錯誤な服を来た半透明の男の子がニッと笑っていた。

「ちゃんと授業聞けよな」
(ありがと竹谷。でもね、眠いんだよものすごく)
「昨日遅くまでけーたい弄ってたからだろ?だから早く寝ろって言ったのに」

隣の空いた席に腰を下ろした竹谷は、机に肘をついて喋り続けている先生を見た。

「しっかし、この時代の授業は変わったもんばっかだな。この心理学ってやつは忍者にも役立ちそうだけど」
(そうだねー。でもこれは教育の心理学しかやらないから)
「いや、もしかしたら俺が先生になるかもしれないだろ?」
(竹谷が先生、ねえ…)
「なんだよ」
(ううん、きっと楽しいだろうなあって)
「…そうか?」
(うん)
「そっか…」

竹谷は照れくさそうに笑った。






忍たまにハマって少しした時に日記にて書いたものをサルベージそのに。
肩をとんと叩かれたところまでは実話。ただ、後ろを振り返っても誰もいなかったけど。たぶん気のせいだったんだな、うん。
捕捉 竹谷の声は夢主にしか聞こえない。夢主は心の中で話しかけることで竹谷と話せる。


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