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▼ 風丸一郎太

もうなんなの、ほんっとにむかつくっての!
何、何そんなへらっへらしながら女の子の相手するわけ?かわいい女の子に囲まれてそんなに嬉しいかばーか!ばーかばーか!

うわ、今度はなんか貰ってるし。赤くなりやがって、ってあああもうやだ。何がって自分が。嫉妬しすぎでしょ自分。風丸は老若男女問わず優しいからああなってるのにばーかばーか私のばーか、でもあいつもやだ!近くに彼女がいるのにあれはないでしょ?いいわよもう、その隣にいる女の子と付き合えば!私も隣にいる人と付き合うから風丸のばーか!あ、隣キャプテンだ。


「キャプテン、私と付き合って。風丸とは今ここで別れてやるわ!」
「ああ、別にいいぜ。風丸、俺こいつと付き合うことになったー!」
「は!?ちょ、待て待て!」

ようやく彼女がいることを思い出しましたかこいつ。だけどもういいもん、キャプテンから同意もらえたし!


「俺が悪かった!というか円堂も付き合うってなんだかわかってないだろ!?」
「彼氏と彼女になるってことだろ?よし、これからデートしようぜ」
「うん、ありがとキャプテン。ほらあっちいきなよ元彼氏」
「ごめんって!っ、どこ行くんだよ?」
「デート」
「うわあああああ」


++++

へた丸と複雑な彼女と意外にわかってるキャプテン。
10/08/08