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お礼@
来神シズイザっぽい
すき、すき すき。
退屈な古文の授業。
配られたプリントの裏に特定の人物に向けた思いをつづる。
こうして書くだけならなんともないのに、いざ言おうとなると最初の一文字すら口にすることがままならなかった。
相手に気持ちを伝えるということはこれほどまでに難しいことなのか。身をもって感じていた。
(めんどくさいなぁ…)
なぜこんなことに頭を悩ませなければいけないのか。面倒でしかないが、気持ちとは裏腹に頭は勝手にシズちゃんのことを考え出す。
文字に表してみれば少しはすっきりするかもしれないと思ったが、想いはつのる一方で、今にも溢れだしてしまいそうだった。
苦しい。
シズちゃんに直接伝えたら楽になるのかな。でも言うという選択肢は全く考えていなかった。
さっき「すき」と書いた後ろにハートをかいてみたらとてつもなくいたたまれない気持ちになって、消しゴムで消そうとしたが、消したら余計に気持ちが溢れてきそうだったのでやめた。
ハート
プリントの裏に落書きしてみる。想いを主張
(なに書いてるの臨也?)
(し、新羅…!)
(焦って隠すと余計怪しいよ)
(………)
(で、告白しないのかい?)
(見てたのかよ!!)
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バレバレな臨也きゅん。
告白5ヶ条
配布元:HENCEさま
拍手ありがとうございました!
レスはmemoにて。