2014/10/03 20:08
可愛いね、なんて言って私の髪の毛に指を通してきたあっちゃんはその気になってる。
私も例外ではなくて。
触れるだけの幼いキスを受け入れた。
こんなこと言うあっちゃん外では見れませんよ。
レアですよ、レア。
「たかみな、いーにおい」
犬みたいに首に顔を埋めてくるあっちゃん。
息がかかってどきどきするのは秘密ね。
「くすぐったい」
「でも、嫌いじゃないでしょ」
そう言ってぺろりとなめられた。
体がびくっと反応する。
それを見ていい気になったあっちゃん。
私のことを押し倒すとにやりと笑った。
「明日は夕方から仕事なんだー」
「私は早くから仕事なんだけど…」
聞こえてないのか、聞こえてるけど無視してるのわからないけど、もうすでに世界に入ってる敦子さん。
「いっかい、だけだよ…」
そんな訴えもむなしく私の睡眠時間が減っていくのであった。

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