Ｔhank you


※ある日の四天宝寺


「うぐぁぁああ」

「何してはるんですか、ユウジ先輩」

「堪忍な、光君。ユウくん受験勉強中やねん。明後日試験やから」

「はぁ」

「おーい、財前！見てくれや！新しいギャグ考えてん！」

「何すか、謙也さん。俺、忙しいんすけど。っていうか謙也さんのギャグ、毎回すｂ「うわぁ！その先は言うな、財前！」

「うわ！どこからユウジ飛んできてん」

「あ、ユウジ先輩。消しゴムがおち「落ちへんわー！落ちへん！」何なんすか」

「今、ユウくん、スベるとか落ちるとかいう言葉に敏感やねん。せやからギャグもおあずけ中で苛立ってんねん」

「めんどくさ！ユウジ、今さら勉強しても遅いんちゃう？」

「遅くないわ！志望校余裕な奴はさっさと帰って、寝て寝て寝て受験当日まで寝続けたらええねん！」

「何やて！？」

「まぁまぁ。謙也君は受験勉強もうええの？」

「ええわけちゃうけど、家庭教師の先生来て少し見てもらうぐらいやな」

「ふんっ！さっさとカテキョの先生とイチャこらしてこればええねん、ドアホ！」

「イチャこらせえへんわ！お前こそ勉強言うて小春とイチャこらしたいだけやろ」

「小春とイチャこらしたらアカンのか！あぁ？お前まさか小春とイチャつきたいとか言うんちゃうやろなぁ！死なすど！」

「誰も小春となんかイチャつきたくないわ！気色悪い！」

「なっ！謙也君、ひどい！小春はこんなにも謙也君のこと想ってるのに！」

「こ、小春〜！浮気はアカンで、浮気はー！」

「キモいっちゅー話や！離せ」

「先輩ら、キモいっすわ。っていうか勉強したほうがええんちゃいます？明後日受験なんでしょ？」

「アカン！今は謙也と決着つけな気が済まんわ！」

「おう、せやなぁ！ええで、表出ようや」

「小春のために喧嘩せんといて！」

「ホンマキモいっすわ。っちゅーか今さら勉強も遅すぎると思いますけどね」



このあと数時間謙也さんとユウジ先輩のケンカは続き、受験当日のギリまでユウジ先輩は必死こいて勉強するハメになったことは言うまでもない。


四天宝寺は今日も平和です。





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